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ブドウの生育日記や、私が作るブドウについて語ってまいります!
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2021年07月18日
一週間ほど晴れれば
愚図ついた天気が続いて四国地方だけ梅雨明けしていませんが、それも今日までで明日以降は晴れ続きの予報となっていて、明日か明後日には梅雨明けとなりそうです。何時頃からブドウが出るかのお問い合わせですが、今でも出せなくはありませんが、一週間程度晴れれば7月25日以降だとほぼ完熟域の味で出せそうです。 今年の販売はピオーネ、クイーンニーナ、瀬戸ジャイアンツの3品種となりそうです。 「天山」は熟期の大雨で今年も全滅しそうです。最低限雨水が入らないよう水の管理がスケジュール通りできな..
posted by 明石 at 15:17
2020年12月04日
園地より
ブドウが終わって10月半ばごろからは仕事はミカン住体となっていますが、今年はミカンの仕上がり具合が経験したことがない異次元レベルと思えるほど素晴らしく、観測史上最長最高と言う猛暑を潜りぬけて何故これ程品質の高い物ができるのか嘘みたいですが、年毎に、ミカンに取り組む本気度が増すほどに、品質が目を見張る程向上してくると、ミカン園地での作業もどこかルンルン気分です。 驚きの最初は極早生ミカンです。標高250m前後のところに園地があって早生系は向いていないため、極早生は自家用で1本..
posted by 明石 at 20:28
2020年09月25日
販売終了
今年は9月20日で瀬戸ジャイアンツの販売も終わり、本年度作の販売は完了しました。こんなに早く販売終了となったのは初めてですが、7月下旬の大雨長雨で出来損なったり、傷み腐りが広がって、瀬戸ジャイアンツが半減したためです。で、半減したことを嘆くのかと言えば、周りの他の生産者と比べて、半分でも20度近い特上の味で出せたことを幸いとすべきと思えるほどで、全国的に見ても多分夏の果物は量的にも質的にもひどいものだったろうことは、容易に想像できます。 我が園でも「天山」は全房裂けてしまい..
posted by 明石 at 11:27
2020年07月16日
常に天災と向き合って(農業)
7月6日から14日までの9日間、12日以外は毎日雨、この間の総雨量が300ミリ近くになっていて、香川県では珍しいと言いたいところですが、近年お天気の偏りが極端になってきているようで、8月9月のどこかで雨が降り続くということが毎年のようにあります。10年前までなら8月9月は瀬戸内地方は雨が降らないと思って間違いなかったのですが、9月にやたらと雨が多く完熟期の瀬戸ジャイアンツにカビが生えて腐り全滅しそうになった7年ほど前から、降りだすと長雨になる8月9月を何度も経験しています。 ..
posted by 明石 at 18:59
2020年07月05日
7月20日頃から
瀬戸ジャイアンツの袋掛けも終わり今年のブドウ作りも一段落、時間との競争からも解放されてやれやれです。毎年のことながら6月は末に近づくほど目が血走ってくるほどに忙しいです。摘粒房づくりはブドウ作り最大の難所で、粒の肥大が進み過ぎると房ががちがちに固まって作業が困難になるため、そうなる前にこの工程を終えるようひたすら時間との競争となります。 今年は2月3月の春先から気温が高く、毛虫や蛾など害虫の発生が早くしかも大量で、厄介な年となっています。最後の瀬戸ジャイアンツの摘粒が例年に..
posted by 明石 at 18:42
2019年10月28日
私流(ブドウ編)
私が就農したのは38歳の時ですが、施設栽培で種無しピオーネを作るにあたって、一つ私が心に決めていたことは、作る前から書物などで雑多な知識を詰め込まないということです。実は私の父も、あいつは頭で勝負するタイプだから本など読んで知識先行で理屈ばかり言うのではと懸念していたようですが、私は現場主義というか未経験な領域では先ず白紙状態で経験を積み上げることを優先します。 農家の息子とはいえたまに手伝うことはあっても、主体で作るという意味では農業経験はゼロで、ブドウを作るにあたって手..
posted by 明石 at 18:59
2019年07月20日
やっと満水
先週11日から4日間雨が降り続いて、100ミリには届きませんが計45ミリほどの雨で、貯水池や貯水槽はほぼ満水となって、夏場を乗り切る水が確保できてやれやれやっとほっとです。今週18日19日の2日間で計80ミリほどのダメ押しの雨、もう十分だよと水が確保できた途端に迷惑顔に変わります。 3日前ピオーネ、ゴルビー、クイーンニーナの糖度を測ってみたのですが、熟成の早い樹では18度は乗っているようで、来週からの出荷はOKです。後は梅雨が明けて日照が戻ると、一週間ほどで熟成は過激に進む..
posted by 明石 at 20:26
2019年05月12日
悪い予想はよく当たる
本業のブドウ作りが今年は忙しい。12月〜1月が暖冬になると7度以下の休眠500時間に達するのが遅くて、3か所40aのブドウが発芽から全部一緒になって困ったことになります。3か所の園地で、発芽が10日から14日ずれるように、被覆の時期をずらしたり1番手を加温したりしているのですが、暖冬だと500時間に達するのが遅れて、発芽をずらすことができなくなります。予想はしていましたが、3か所一斉に同じ作業に追い回されると、とんでもなく忙しくなります。かつて5か所90aでハウス栽培していた..
posted by 明石 at 20:07
2019年02月06日
8年ぶりに
昨年7月に愛知県の販売業者さんが8年ぶりに電話してきて、シンガポールから特上のブドウが欲しいと言ってきているのだけど、出せますかと問う。この業者さん、思えば8年前、名古屋在留の中国政府高官に私のピオーネを試食させたことがあって、その時こんな美味しいブドウ初めてですと感激するくらい気に入れられたそうで、輸送ルート販売ルートは確保するので来年から出してもらえませんか、というところまで話が進んだそうです。中国は日本の果物はリンゴと梨の2品目だけが輸入が認められていますが、表向きはそ..
posted by 明石 at 11:29
2014年09月13日
獣共との攻防
軽トラックで園地を移動していると、イノシシと衝突しそうになることが最近やたらと増えてきています。生後3カ月ほどのイノシシ小僧の群れが至る所終日走り回っていて、数の増え方が半端ではないようです。 罠を仕掛けている猟師に尋ねると年間60頭ほど捕獲するとのことで、一人で60なら3〜4人の猟師があちこちに罠を仕掛けているのだから、どんなに少なくてもこのエリアで年間100頭は捕獲されているはずだのに、年々増える一方というのはこの50ヘクタールほどのエリアにどれほどの数が居るのか見当が..
posted by 明石 at 00:33
2014年09月06日
出荷始めました
9月になっても愚図ついた天気は変わらず湿度の高い状態が続いたままで、瀬戸ジャイアンツの傷みは収まってはいませんが、そんな中9月4日より出荷を始めました。 私の農業暦は今年で27年目になりますが、お天気との格闘の激しさからすると今年はお天気同様これまで経験したことがないほどで、ほうほうの体でどうにか出荷できる状態に辿り着いたというところです。 農作物には厳しい気象状況が今後ともますます酷くなってゆくのだろうと思うと、今年の疲れの上に将来的な疲れが重苦しくのしかかってきますが..
posted by 明石 at 19:42
2014年07月12日
ピオーネ 7月15日から出荷します
フィリピン沖で発生する台風は巨大勢力に発達するという傾向が近年顕著になってきていますが、今回の台風8号も7月上旬でありながらその通りに発達しながら北上しました。これが8月下旬以降とか日本近海の海水温がピーク時であればどうなることやら、考えると恐いです。 昨年フィリピンを襲った風速90mというような台風が、今世紀末には日本を襲うようになると気象庁や科学者は予想していますが、そんな何十年も先の話ではなく、猛暑が続いて海水温の上昇が続けば、何時でも起こり得るように思えます。 3..
posted by 明石 at 00:17
2014年06月20日
販売予約を始めるにあたり
瀬戸ジャイアンツ、ハイベリー、天山の摘粒作業中で、忙しさも今がピークとなっています。3品種同時というのが尚更忙しさを幾重にもさせている要因ですが、どうも摘粒時期を上手くずらせず、毎年こうなります。時間との勝負で、遅れると粒が肥大して房ががちがちに固まり手が付けられなくなります。写真はハイベリーですが、こうなるとキツイです。もう少し早く摘粒に入るべきなのはよく分かっていますが、手が回らなくて毎年こうなってしまい、さすがに私もこれを摘粒するのかと気が重くなりますが、鋏を入れてみる..
posted by 明石 at 20:34
2014年06月13日
ピオーネ着色期に入っています
久々にブドウの登場となりますが、ピオーネは着色期に入っています。 加温の設定温度をそれ以上低くすると加温の意味の無くなるギリギリまで下げましたが、枝葉の充実ぶりとか粒の肥大とか、今のところ問題なさそうです。 木一本当たりの房数が年々少なくなってきていますが、秀品にならないような房は二回目のジベ処理時に摘んで落としてしまうため、今年だと成木一本で70房前後と標準より3割程度少なくなっています。余力を残して来年は更に樹力が高まるという作り方でないと、今年よりは来年、来年よりは..
posted by 明石 at 23:59
2014年05月02日
古い扉の向こうから
文章の怖さは、たった一行でもその人の本質が出ることがある、ということです。 私が三島由紀夫氏著作の「金閣寺」を読んだのは二十歳前後の頃ですが、主人公の青年僧が金閣寺を前にして「美しいと思った。絶対に美しいと思った。」と述べた時、「嘘だ!」と私の内に鋭く叫び声が上がりました。今ではその叫び声以外「金閣寺」は全て忘れてしまい、その一行も正確にそう書かれていたのかどうかは分かりませんが、「金閣寺」を評論するわけでもないので再読して確認することはいたしません。 「嘘だ!」という叫..
posted by 明石 at 19:29
2014年03月14日
ビニール被覆完了
1月中旬ごろからビニール被覆を始めて、今週12日に全ハウスの被覆を完了しました。摘粒房作りの工程が同時にならないよう、各園地の被覆時期をずらしたり加温で調整したりするため、ほぼ2か月の期間が必要となります。 写真の一番上側のハウスから連続4カ所が私のブドウの園地です。一番上の施設半分被覆しているハウスは、一時は縦30m横100m=30aもあったのですが、現在はその3分の1=10aで瀬戸ジャイアンツを作っています。私の園地では最も急傾斜面で(傾斜角は30°前後。この程度で急斜..
posted by 明石 at 19:20
2014年03月07日
新芽が開き始めています
ピオーネの新芽が開き始めています。 毎年この新芽が開き始めると、本年度作の始まりを迎えたとスイッチが入るのですが、昨年あたりからブドウを作るということでは自分がオート化されているように感じています。26年全力を尽くしてブドウ作りに取り組んでくると、まるで私はブドウ作りマシーンと化しているようで、殊更に構えなくても放っておいてもオートでブドウは作ります。 昨年相続とか自分の病気とか待ったなしの難題続きで、あれほどブドウ作りに集中できなかったのは初めてですが、それでも何の失態..
posted by 明石 at 20:29
2013年07月26日
ハイベリー 出荷は早くても8月5日ごろから
今春ホームページを更新した時、ハイベリーと天山はいずれ1500グラム前後の巨大房になりそうだと記しましたが、いずれではなく今年既に、ハイベリーはその域に達しそうな巨大房となっています。写真のハイベリーは2キロに近いようにも見受けられますが、試しに青い一粒の糖度を計ると、これで16度あります。 ここまで大きくして、着色は、味は大丈夫なのか、仕上がるのかということは勿論ありますが、そんな心配とは裏腹に、見るたびに久々に胸がスカッとしています。 ピオーネ、伊豆錦、ゴルビーを着色..
posted by 明石 at 20:24
2013年07月19日
伊豆錦は7月25日から出荷します
伊豆錦はピオーネより更に大粒になりがちで、加えて皮もやや分厚いということもあって、その分着色が難しい品種ですが、今年は今までに無いほど着色が進んでいます。 加温を早めに切り上げて着色の初期始動を早めた結果ですが、夜温が20度以上になるのが年々早まってきているため、着色の邪魔をしてまで粒を肥大させるような作り方はもう止めました。ブドウの成育サイクルが円滑に進むことが最優先で、粒の肥大とかはお天気(特に夜温)に委ねることになりますが、着色系は幾ら粒を大きくしても着色させないと秀..
posted by 明石 at 20:42
2013年07月12日
ピオーネ、ゴルビーは7月15日から出荷します
香川県は海に面しているとは言え内陸性気候に近く、夏の暑さは多分全国トップクラスで、ここのところ連日37度近い猛暑日が続いています。 ブドウにも他の農作物にも厳しいお天気状況で、農作物が壊滅するであろう40度越えも、何時起きてもおかしくないところまで来ているのを覚えながら、ベストを尽くすのみと日々園地に出ています。 葉の状態を見ると、一番元気なのは瀬戸ジャイアンツです。人の顔より大きな葉が青々と精一杯広がって、この程度の猛暑は何ほどのこともないと言ってるようで、その活力は大..
posted by 明石 at 22:03
2013年06月28日
瀬戸ジャイアンツ 摘粒中
予定より一週間程度遅れて瀬戸ジャイアンツの摘粒、房作りに入っています。 今年の瀬戸ジャイアンツは冬場の冷え込みが厳しかったせいか、例年に比べて花穂が小さく、当園としてはやや小振りな房が多く、例年だと1キロ以上の房が6割程度はありますが、そんな大房は半減するのではと思っています。 瀬戸ジャイアンツは当園では最も遅手のブドウです。 瀬戸ジャイアンツの摘粒の適期までに、他の品種の袋掛けまでを終わらせられるかどうか、私のブドウ作りはそこからの逆算スケジュール傾向が強いと言えます..
posted by 明石 at 20:27
2013年06月07日
色づき始めています
写真はピオーネですが、伊豆錦、ゴルビーも着色し始めています。 今年は例年より早く加温を切り上げて、ハウスの上下は開放して外気に晒しています。15度以上の夜温が確保できるかどうかは、私の感ピュータではいけそうだと思っても、現実はお天気任せの出たとこ勝負です。夜温が低すぎると着色は進みますが、粒の肥大にはブレーキがかかります。 逆に夜温が高すぎると粒はどんどん肥大しますが、着色は進まず、粒の肥大と着色の両方を得ようとすると、16〜18度の夜温が理想ですが、お天気ばかりはままな..
posted by 明石 at 20:25
2013年05月31日
伊豆錦 その実力
昨年8月31日から3日間、「石川うどん」さんで「ぶどう祭り」を開催させてもらったのですが、まだ出荷を始めていない「瀬戸ジャイアンツ」以外の総てのブドウを一度に食べてもらって、その反応を見てみたいというのがそもそもの動機で、加えて「瀬戸ジャイアンツ」の販売前に他の品種を終わらせて置きたいという事情もありました。 「ピオーネ」「伊豆錦」「ゴルビー」「ハイベリー」「天山」の5品種を一粒ずつ摘み落として、一品種5〜6キロ入った大きなボールが5個、店のカウンターに並べられていました。..
posted by 明石 at 22:29
2013年05月03日
ピオーネへのこだわり
ゴルビー、伊豆錦、ピオーネは一回目のジベ処理も終わり、実になっています。 ここ数年春先の寒暖の差が年毎に激しくなって来ていますが、暖の方に上手く乗せるようこまめに加温の温度調整をして、ここまではスケジュール通りの生育状況です。 写真はピオーネですが、今年は半分くらいは1キロの房にするつもりです。もう少し花穂を小さくすると穂先までの着果率が高くなりますが、ここまで大きく取るとどうしても穂先の着果率は悪くなります。房の上、枝に近いほど着果率は高いのですが、一車に付く粒数が先端..
posted by 明石 at 20:37
2013年04月19日
順調に育っています
ゴルビー、伊豆錦は花穂の整形、誘引も終わって、花が咲き始めています。来週にはジベ処理を始めることになりますが、一回目のジベ処理が終われば、順次いよいよ実になって行きます。 他の園地では、ピオーネは二番手なのですが、既にこの一番手の園地を追い越しつつある生育状況で、今年も出荷は一番手となりそうです。 瀬戸ジャイアンツ、ハイベリー、天山とも順調に生育しています。 標高250〜300メートルの私の園地は、冬場に最低気温が氷点下7〜8度まで下がる夜もあり、それが何晩も続くと若木..
posted by 明石 at 20:28
2013年03月08日
新芽が開き始めています
一週間ほど前からブドウの新芽が開き始めています。 写真は加温一番手園のゴルビーです。同じ園地の伊豆錦、加温二番手園のピオーネもほぼ同じ程度に開き始めています。 年が明けるとまず剪定をして、各ハウスを順次ビニール被覆したり、忙しく動き回ってはいるのですが、本年度作の始まりはやはり新芽が開き始めたこの瞬間です。二十年以上同じサイクルを毎年繰り返してはいるのですが、去年出来たからといって今年出来る保障はどこにも無く、一年一年が常に未知なる新たな年となります。一年生作物とは違って..
posted by 明石 at 19:08
2013年01月24日
商品規格の変更について
昨年末瀬戸ジャイアンツの15年生を5本切り倒して、私の園地のブドウは11年生の伊豆錦を最年長に、あとは8年生以下の代替わりした木ばかりとなり、年毎に本格的に成木化し始めてきています。木が成木化してくると果実を作ろうとする生殖成長が目覚しくなり、品質が過激に向上します。8年がかりでほぼ総改植して、昨年辺りから作りたいレベルのものにやっと手が届くところまできたのを実感しています。 例えばピオーネです。私が最初に取り組んだ品種ですが、先代の木だと1kgの房にすると完全着色が難しい..
posted by 明石 at 19:36
2012年11月16日
2012年度作 後記
今年は春先から低温傾向が長く続いた以外は天気的にはまずまずで、最初のピオーネから最後の瀬戸ジャイアンツまで、品質的にはこれが明石園芸のブドウだと言えるレベルで出せたと思っています。 ことに瀬戸ジャイアンツが9月、10月の少雨が幸いして、11月4日の販売最終日まで房の先部分で計測して糖度18度以上で出せたということには、胸のうちがすっきりするような達成感を得られました。 瀬戸ジャイアンツは秋口に雨が多いと糖度が下がり続け、10月後半になって糖度が上がるということはこれまでに..
posted by 明石 at 22:32
2012年07月21日
ゴルビーは7月23日から 伊豆錦は7月28日から出荷始めます
晴れの夏空が一週間続くとどうなるか、予想通り過激に糖度が上がり、ピオーネの園地では平均糖度が18度まで上昇しているようで、19度という糖度も珍しくなく計測します。試しに着色不良の赤い粒を計ってみても17度はあります。味的に言えば全体OKということになります。 ブドウは大抵の品種で、通常15度から16度の間で酸抜けします。そのため15度から16度までは3度分ほどの時間を要します。今年のように酸抜けが早く進むと、晴れさえすれば糖度が過激に上昇するのは、容易に予測できるわけです。..
posted by 明石 at 00:15
2012年07月14日
ピオーネ 7月20日から本格出荷します
例年に比べて気温は低めに推移しているのだけど、やはり日照量の少なさが災いして、着色のペースが通常より遅くなっています。たまに晴れた日には、夕方になると着色が幾分進んでいるのが、今年はなぜかはっきりわかります。 現在ピオーネの着色状況は総体的には9分程度で、糖度は16度前後というところです。 雨が多いということで、今年は酸抜けが早いです。スイカやみかんの糖度を考えると、酸抜けしていれば、13,14度の糖度で十分甘く感じるのが人間の味覚です。 糖度計で計る糖度も、人間の味覚..
posted by 明石 at 00:33
2012年07月07日
天山 何処までも大きく
今年4年生の天山は枝に花芽もあまり付かずまだまだ未熟域で、成木域に入るのは再来年以降になりそうです。 ブドウは成木域に入ると、今年ハイベリーがそうであるように、生殖成長に目覚め、枝に花芽が付く比率が格段に高くなり、花穂そのものも大きく充実したものになってきます。ブドウの方から生産活動を本格化しますよと告げてくれるのです。 4年生の天山に過剰な期待は控えていますが、昨年より一段は上がらねばと、その思いだけは強くあります。現在大きい粒で20グラム程度にはなっているように見えま..
posted by 明石 at 00:07
2012年06月23日
台風4号
6月に入って施設を過激に夏型に移行させていたのですが、その矢先台風4号が接近して、大慌てでまた施設を元に戻したり、今週は難儀な一週間になりました。 最大瞬間風速40メートルの恐れがあるとの予報には、そんな暴風には施設がとても耐えられないだろうとの思いに、ここで施設とブドウが全滅すればブドウ作りを断念するほか仕様がないだろうと、最悪の事態を想定してその先のことまで漠然と考えたりしていました。 幸い風は大して吹かず、水事情が厳しくなってきていただけに、恵みの雨となり、貯水池は..
posted by 明石 at 00:31
2012年06月15日
販売予約受付はじめます
ピオーネ、伊豆錦、ゴルビーは既に袋掛けが終わっています。 袋掛けが終わると,工程的には一丁上がりというか、仕上がるのを待つだけです。無論,芽かぎ、灌水、除草等仕事は終わりませんが、工程的というよりは管理的な仕事になります。この管理がしっかりできるかどうかも、仕上がり具合を左右します。 農作物は最後はお天気次第となりますが、不承不承、人事を尽くして天命を待つ、ということになります。 3品種の袋掛けが終わったところで、2012年作の販売予約の受付を開始いたします。 出荷発..
posted by 明石 at 23:39
2012年06月09日
着色期
ピオーネは着色期に入り始めましたが、昨年と比べるとやはり一週間程度の遅れで時を刻んでいるようです。昨年ピオーネの着色の進み具合をブログに載せているので、今年は重複は避けますが、この状態から完全着色までほぼ20日間というのが通常です。 今年管理面で一番気をつけているのは、35度以上の猛暑日が何時来ても間に合うように、施設を夏型に早く移行させることです。昨年6月に突然の猛暑に見舞われて、対応する間もなく、全体の園地で失速してしまった苦い思いがずっと残り続けています。 ことに..
posted by 明石 at 00:01
2012年06月01日
加温終了
予定通り5月いっぱいで加温が終了しました。 加温終了と同時にハウスの上下を開放し、外気にさらしっぱなしのトンネル状態となります。これまで加温して必要最低温度を確保してきたのですが、ここから先はお天気任せとなり、最後の仕上げは自分の手を離れていきます。 夜間の冷え込みが強いと、着色は進みますが粒の肥大は進まず、逆に夜温が高すぎると、粒は肥大するけど着色不良となったり、色々ありますが、農作物は最後はお天気にお任せする他仕様がないということです。 今年はこれまでの所、最初愚図..
posted by 明石 at 21:32
2012年05月25日
他の品種も順調に成育中
販売5品種の中でピオーネが一番出荷であるため、成育状況はピオーネに代表させていますが、他の品種も順調に育っています。 写真は2回目のジベ処理間近の瀬戸ジャイアンツです。申し分ない着果状況です。今年は枝の太さ、葉の大きさがまた一段と立派になってきていて、どんな仕上がりになるのか楽しみです。 余談になりますが、今年1月瀬戸ジャイアンツの剪定をしていて、右手中指の付け根を傷めてしまいました。枝が太くて剪定鋏では無理かとも思ったのですが、回し切るように強引に何千本という枝を切った..
posted by 明石 at 22:11
2012年05月18日
摘粒
ピオーネは二回目のジベ処理も終わり、ブドウ作りの最大の難所、摘粒に入っています。 一粒一粒鋏でカットしながら房形を作っていくこの作業は、現在3〜4グラムの小さな粒が20グラム前後の大きさに仕上がることを想定して、房の中に粒を閉じ込めない、粒同士が潰しあうようなぎゅう詰めの房にしない、の二点を基本とする大変な作業です。
言葉では理解できても、いざ鋏を持ってブドウを前にすると、初めての人なら固まってしまうのが普通です。新人のお手伝いさんに私が何時も言うのは、どんなに時間がかか..
posted by 明石 at 22:08
2012年05月04日
着果
ピオーネは一回目のジベ処理がほぼ終わっています。 写真はジベ処理後5日前後のピオーネです。こんなに着果すると後の摘粒が大変ですが、丁度いいくらいに実止まりするジベ処理法を探して、これまでことごとく失敗しているので、この件に関しては既に断念しています。良い房、綺麗な房を作ろうとすると、実を止めるのが先決で、摘粒の手間を省略しようと考えること自体が不心得なのだと、自分を戒めています。 二代目ピオーネもすっかり成木域に入っています。枝や葉の勢いは可能性の大きさを物語っています。..
posted by 明石 at 21:29
2012年04月27日
開花
ピオーネの花が咲いてます。 予定よりは4,5日遅れていますが、それくらいの遅れならまずまずです。加温は5月いっぱいと決めていますから、早ければ7月上旬に出荷基準に達するとも思いますが、そうは順調に行かないのが近年の気象状況です。 農業はお天気との格闘です。一昨年は猛暑にぎりぎりまで追い詰められ、昨年は早すぎる梅雨と突然の猛暑に二箇所の園地で出来損なったり、気象環境は年毎に劣悪になって来ていると感じています。 私のブログでは気候変動という言葉が度々登場しますが、農業の最前..
posted by 明石 at 22:07
2012年04月20日
ピオーネ 20日後
ピオーネは花穂の整形、誘引とも終わってます。3月31日のブログの写真と比べれば、20日間でどれほど成育が進んだか良く分かります。この後、来週後半にはジベ処理になると思いますが、5箇所の園地が10日前後のズレで次々と後を追ってくるから、忙しさもこれから目眩がするほどになってきます。 日々各園地を回って成長具合や異常の有無を点検しますが、順調に育っているブドウたちを見ると、心が通う同志達と共にいるような、底の方が熱くなる一体感を覚えます。 ブドウがご主人様で私が召使、寒くは無..
posted by 明石 at 19:46
2012年03月31日
厄介な春
日照不足で出だしから一週間程度成育が遅れていたのですが、ここの所の日差しと陽気で、やっと成育が本格化し始めました。加温栽培といえども必要最低温度を確保するためで、日照が少ないと積算温度不足になり、成育が愚図つくのは無加温と同じです。 写真はピオーネですが、花穂もしっかりしているので、やれやれです。 頭痛の種は、また原油価格が高騰し、重油の値段も急上昇していることです。3月分は税込みで1リットル95円まできています。特別会員価格でこれだから、店頭価格が100円を超えているの..
posted by 明石 at 09:45
2012年03月03日
出されなかったブドウ達
現在私の園地にあるブドウは、販売5品種と試作育成中の4新品種の計9品種ですが、振り返ってみると、商品化して残る品種よりは、商品化せずに消えていく品種のほうがはるかに多いようです。 藤稔、アモーレ、高妻、バラード、ベニバラード、ルーベルマスカット、ウインク、オリエンタルスター等、いずれも成木になるまで育てて、品種の可能性を見届けてそれ以上作ることを断念したのですが、その理由を総合すると、自分が作りたいのはどういうブドウであるのかがよく分かります。 先ずその品種独自の個性があ..
posted by 明石 at 01:27
2012年01月27日
続 プランターから農地へ (私の事例)
私はブドウ作りを誰にも教わってはいない、と言うと大抵の人は驚くのですが、私のブドウ作りの入り口にあったのは、県普及所から貰ったA3用紙一枚のマニュアルと、親父の通り一遍の大雑把な知識だけです。 前記ブログで、マニュアルがあれば始められると記していますが、私のブドウ作りも、実はその程度のところから始まったのです。家が農家とはいえ、それまでの私は、たまに手伝うくらいで、農業知識と経験の無さはほぼ0に等しく、学歴も文学部卒と全く無関係です。余談になりますが、学歴や職歴に全く整合性..
posted by 明石 at 23:14
2011年09月16日
最終局面は直販で
私の販売の歴史は、最終的には直販でという思いを最初から抱え込んで、そのための実績作りという思いを、いつもどこかに潜めさせていたようです。 高品質高単価の実現を目指して10年余り市場出荷に賭けましたが、10年遅れというサイクルの悪さが付きまとっていたようです。日本のトップ市場でピオーネのトップ生産者という位置に7年間ほど居たと思いますが、価格面では決して満足の行くものではなかったです。 或る年、全国的に極端な日照不足で農産物が総不出来で、市場価格が総下落したことがあります。..
posted by 明石 at 20:13
2011年09月02日
頭の中はもう既に来年度作
販売5品種の最後のブドウ、瀬戸ジャイアンツの出荷が始まると、私の頭の中は、生産者としては来年度作のことを思い描き始めています。 ピオーネ、ハイベリーは今年しっかり幹が太くなり、来年からは本格的に成木域に入ります。 自分の思い描いた品質レベルに到達できるかどうか、両品種とも来年は真価を問われる年になりそうです。 ピオーネはより優良系のピオーネということもあって、先代に比べると着色がよく、再び巨大粒ピオーネに挑みます。加えて、ジャンボピオーネも来年4年生になり、その特性を多..
posted by 明石 at 16:21
2011年07月24日
気候変動
7月20日からピオーネを出荷しますとブログに載せたら、その20日の日に台風6号が襲来、なんともすごいタイミングで、妙な言い方ですが、私と天気の愛性の悪さは半端ではないです。 幸い多少の傷みは出たものの、ブドウはどうにか無事でやれやれです。 今年の天気の推移は農作物には昨年より更に厳しいです。私のブドウも加温の施設栽培でなかったら出荷までたどり着けたかどうか、無事ではなかったと思います。事実、5箇所の園地でブドウを作っていますが、無加温のハイベリー、トンネル栽培の瀬戸ジャイ..
posted by 明石 at 22:07
2011年07月14日
ピオーネ 7月20日から出荷します
ピオーネが仕上がってきました。 4,5箇所で糖度を計ってみると、16〜17度でした。 17度以上が当園の出荷基準ですが、糖度的に17度に達していても、まだやや酸味が強いかなという感があります。明日灌水して、4,5日ほどすれば、酸抜けもいい状態になると思います。 ピンポン玉のような粒張りをどこかで思っていたこともあって、6月下旬の突然の猛暑に邪魔されて、、、、等、私は品質に関して際限なく欲深く、出来上がりに満足することはあまりありません。 世代交代した若木のピオーネで、..
posted by 明石 at 23:03
2011年07月07日
イノシシ侵入
先週は突然の猛暑にきりきり舞いさせられ、各棟のビニールを裾上げして施設を夏対応型にしたのですが、今度はイノシシがピオーネの園地に侵入しました。本当に落ち着く間もないとはこのことです。 出荷間じかのこの時期、昨年も同じタイミングでピオーネの園地に入られ、入れないよう施設補強していたはずなのに、写真のようにパイプ間の幅が広い部分のビニールを破って侵入しています。 イノシシも学習能力が高く、年々手ごわくなっています。ハウスの周りをぐるぐる回って少しの隙も見逃さないようになってき..
posted by 明石 at 22:34
2011年06月23日
予約販売開始します
同じ房でのピオーネの着色状況、これで3度目ですが、6月4日の着色はじめから20日間でほぼ完全着色です。粒の大きさはこれくらいでも差し支えはありませんが、まだもう少しは大きくなるだろうと思います。この房は今でもたぶん1kgはあると思います。後は糖度が17,18度になるの待つだけですが、悪い予感が的中して極端な日照不足になっているため、いつから出荷とは言いがたいです。
よほど梅雨が長く続かない限り、7月下旬ごろからはピオーネから順に出せるだろうとは見込んでいます。 ピオー..
posted by 明石 at 20:49
2011年06月17日
天山 どこまでも大きく
3年生の 天山 です。 粒が40g、50gの大きさになってもいいような摘粒、房作りを早くもやってます。(笑) 裂果という課題はありますが、天山では粒を大きくすることに自分を解き放ちたいと思うようになっています。 これまでピオーネ、伊豆錦、ゴルビー、瀬戸ジャイアンツでも、最大粒35g前後まで計測していますが、大きくはできるのだけど、大きくすればするほど、着色と味乗せが難しくなり、あまりに大きくしすぎないよう自己規制しています。 見てびっくりよりは食べてビックりを重視して..
posted by 明石 at 19:47
2011年06月11日
ピオーネ 一週間後
一週間経ちました。房の真ん中あたりの小さな粒を一粒のけましたが、先週と同じピオーネの房です。一週間での色の進み具合がよくわかると思います。 これから着色しながら粒が肥大してゆきます。 粒が大きくなりきってそれから着色するのなら管理は楽ですが、5,6分で粒の肥大が止まって着色、ひとしきり着色するとまた粒の肥大というサイクルを何度か繰り返します。そのサイクルの邪魔をしないで推し進めてやるのが上手な管理です。 他の園地では、伊豆錦、ゴルビー、瀬戸ジャイアンツ等も順調に育って..
posted by 明石 at 13:08
2011年06月04日
ピオーネ 色づき始めてます
ピオーネが着色期に入りました。部分的に着色してくるのがいい着色の仕方です。 これで加温は終了となります。今年は低温状態がごく最近まで続き、加温時間は昨年より3割増しです。燃料油の単価は昨年より10円ほど高く、燃料費は昨年比でほぼ5割増しです。 加温が終了すると、次第にブドウが自分の手から、お天気に委ねられていくように思えます。 ここから先はお天気次第です。 とは言いながら、よほどの日照不足にならない限り、ピオーネは7月中旬から出荷できるのではと見込んでいます。
posted by 明石 at 21:31
2011年05月22日
瀬戸ジャイアンツ 実になっています
瀬戸ジャイアンツは二か所で作っていますが、早手のほうは一回目のジべ処理も終わり、実になっています。 昨年は糖度的には今までで最高で、ほぼ20度で最初から最後まで出せました。 たいていの方は高糖度を喜びますが、甘すぎて瀬戸ジャイアンツの持ち味が消えていると、文句を言われる方もたまにはあったようです。 私も数値目標として糖度20度を掲げているのですが、本当のところそれほどの糖度が必要なのかは疑問です。 ピオーネはあえて糖度20度までは置きません。若干酸味の残る17,18度..
posted by 明石 at 22:17
2011年05月08日
伊豆錦
伊豆錦の葉です。
成葉に近づきつつありますが、まだ成葉になりきるというところまではいってません。 こんな葉17,18枚で作る一房のブドウが想像できますか。 葉がブドウの果実の生産工場とすれば、通常の数倍もあろうかという大きさの葉は、可能性の域がケタ違いということになります。 その品種の可能性を最大限に引き出そうとする試みは、土を作り、樹を作り、しっかりとした太い枝に、こんな葉を茂らせることで、可能性の域を広げます。 まだピオーネ一筋だった15年ほど前、岡山の市場関係..
posted by 明石 at 21:38
2011年05月01日
ゴルビー
1回目のジベ処理から1週間、ゴルビーは豆粒大の実になっています。 販売5品種の中で、生育状況の早さはトップですが、出荷は多分ピオーネのほうが早いと思います。 ゴルビーも難しい品種です。赤の着色の難しさと、粒の肥大に伴う軸の伸びが乏しく、相当思い切って摘粒しないと、粒同士が潰しあうガチガチの房になります。 もし私が着色にこだわるなら、5月下旬で加温を止めて15度以下の夜温にさらせば、着色は可能ですが、粒は小さいです。10gそこそこの粒の大きさで着色させても、そんなつまらな..
posted by 明石 at 19:45
2011年04月11日
皮ごと食べられるピオーネ
ピオーネの枝が勢い良く伸びてます。 加温設定温度を13度に上げてから根も活性化したらしく、生育状況も本格化しています。新世代ピオーネの可能性を探るため、今年は粒を大きく作るつもりです。以前粒の大きさを25〜30gにして着色に時間がかかりすぎた事があるのですが、より優良系の新世代ピオーネではどうなのか、今年の出来次第では来年以降樹が完全に成木化した時点で、多分再挑戦するのだろうと思います。 当園のピオーネは年々皮が薄くなってきているような気がします。 粒を更に大きく作れば..
posted by 明石 at 21:25
2011年04月04日
ピオーネ 復活
三年前雪でハウスが倒壊して、地べたに三カ月も寝ころんでいたピオーネが、今年は太いしっかりした新芽 新枝で生育しています。 これだけを見ても明石園芸仕様のピオーネの復活が約束されているようです。 より優良系のピオーネに改稙して、ほぼ成木域に入り始めた今年から、品質面では先代のピオーネを超えるはずです。 当園のブドウは成木化したときには、通常のものとは比較にならないほど、枝が太く葉が大きくなります。そうならなければ可能にならない品質を目指し続けているからです。 樹が若くこ..
posted by 明石 at 19:47
2011年03月06日
始動
ゴルビーの新芽が開き始めています。1月25日からの加温なので予定より10日ほど遅れています。この時点で、ゴルビーの着色は今年も難しいと予想されます。 ともあれ、新芽が開いて展葉が始まったこの時が毎年ながら、本年度作の本格的な始まりの時です。落葉果樹は年一作、常に未知なる新たな年の新たな一作です。昨年できても今年できる保証はどこにもありません。ことに近年の気象状況からして、そのうちとんでもない天候に見舞われるのではと、常にどこかに不安を抱えています。 農業は天気、天候との格..
posted by 明石 at 23:44
2011年02月08日
剪定時の本年度作予見
トンネル栽培の瀬戸ジャイアンツを最後に、全園の剪定作業が終了しました。一枝一枝ハサミを入れてゆくこの作業は、同時に今年のブドウを予見できる第一歩なので、結構楽しみながらやっています。毎年いいブドウを作るには収穫後の管理が大切で、その管理が行き届いていたのかどうかの答えが剪定時に出ます。明石園芸のブドウはこの7〜8年で総改稙を行ったため、全園が若木となっています。成木域に達しているのは全体の半分くらいです。年々木が育ち手ごたえが上がってくるのは、作り手だけが味わえる楽しさです。..
posted by 明石 at 21:19
2011年02月02日
生命の営み
三年前、2008年1月22日、平野部は霙でも山は雪で、瀬戸内ではほぼあり得ない40cm前後の積雪があり、全ハウスの屋根部分がドミノ倒しのように倒壊しました。加温直前だったピオーネのハウスは柱まで倒れ全壊という有様でした。5か所総面積90aのハウスが一日の雪で全滅したのです。 長靴がすっぽり入ってしまうほどの雪の中を歩いて各園地を回ったのですが、その道中ハウスを直す順番とか今年作れるブドウとかをもう考えている自分に驚きました。起こった事は仕様がないと受け入れて切り替える早さに..
posted by 明石 at 18:23
2011年01月26日
続 あのメロンのように
ブドウの販売品種が5品種あると、どの品種に一番力を入れてますかとよく聞かれます。私の答えはいつも同じです。どの品種も同じように精魂込めて作っているのだからどれということはないです。5品種それぞれがその品種にしかない個性を持っているのだからなおさらです。私にしてみれば瀬戸ジャイアンツばかりがクローズアップされるのは、あんまりおもしろいことではないのです。 ことにピオーネが年々影が薄くなってきていることに対しては、内心怒りさへ覚えることがあります。通信販売の委託業者が瀬戸ジャイ..
posted by 明石 at 21:11
2010年08月05日
ピオーネの試食にご応募いただいた方より(その2)
早々にお送りいただき有難うございました。 家族で美味しく頂きました。今まで食べた中で一番おいしいピオーネでした。 K様より
posted by 明石 at 14:59
2010年08月05日
瀬戸ジャイアンツの予約販売を開始しました
ピオーネの試食キャンペーンにご応募いただいた方に
御礼申し上げます
。 ご好評の内に全て出荷させていただく事が出来ました。 ご試食いただきました方には、是非ご感想をいただければと存じます。 さて、いよいよ
瀬戸ジャイアンツのご注文を受け付け開始
することになりました。 例年より10日程遅れておりますので、
出荷は9月に入ってから
になりそうです。 尚、瀬戸ジャイアンツをご予約いただいた
先着50名様
に、来年度から本格化してきそうな
『ハイベリー』をお一人様につき一房..
posted by 明石 at 14:53
2010年08月05日
ピオーネの試食にご応募いただいた方より
こんにちは! ピオーネ試食させて頂きました(^_^) とっても大きな房でびっくりしました。 取りたてな感じでとてもフレッシュで嬉しかったです! 甘くてプリプリしていて家族で美味しく頂きました(^O^) みんなにこの美味しさを伝えたいと思います。 ありがとうございましたm(__)m 静岡県焼津市N.M様より 園主より: こちらこそ、ご感想をいただきありがとうございます。 本日より、瀬戸ジャイアンツの予約も開始いたしますので、是非そちらも召し上がってい..
posted by 明石 at 12:18
2010年07月23日
試食開始しました!
明石園芸の味に対するこだわりを知ってもらおうと、ピオーネおひとり様一房試食品としてお送りします。送料だけご負担願えれば、ぶどうは無料発送いたします。ただし、先着50名様までとさせて頂きますのでお早めに!ご希望の方は、申し込み者本人に限ります。また送料は着払いとさせて頂きます。尚、食味の感想等をメールにて送っていただければ幸いです。
お申し込みはコチラ。
←
posted by 明石 at 17:14
2010年07月23日
まもなく、熟成ピオーネ出荷です!
梅雨明け一週間、焼けつくような日差しのなかで、ピオーネがやっと出荷基準に達しようとしています。現在糖度的には16°を越え始め、4〜5日すれば当園の出荷基準17°に達すると思われます。伊豆錦、ゴルビーは粒が更に大きいだけに、糖度的にもまだ10日程度の時間が必要です。3月の新芽から始まったブドウの成長日誌も来週ピオーネからいよいよ出荷という運びになりました。
posted by 明石 at 09:28
2010年07月12日
美味しいぶどうと厄介もの
今年の天候の推移はぶどうにとってなんとも厄介です。 どうにかここまでたどり着きましたが、このまま雨天が続けばどうなることやら。 何時から出荷されますかと聞かれも、返答に窮してます。 梅雨に入ってから夜温が一気に上がったため、着色が遅々となってます。 ピオーネ、伊豆錦、ハイベリーの黒系3品種は遅々とでも着色が進んでますが、ゴルビーの着色はこの夜温では無理です。赤くなくてもスゴい味のゴルビーで行く積りです。
伊豆錦、ゴルビー、ピオーネは現在、糖度14〜1..
posted by 明石 at 15:26
2010年06月20日
袋掛け終了&予約販売開始しました!
伊豆錦、ゴルビー、ピオーネは既に袋掛けが終わっています。 (瀬戸ジャイアンツの現況は
コチラ
) (ハイベリーの現況は
コチラ
)
※袋は特大(22cm×32cm)です。
白い大きな花が咲いたように見えます。 また、ぶどうが見えなくなるので、少し物足りなくもあります。 伊豆錦、ピオーネは6月半ばより着色が始まっています。 ゴルビーの着色には20度前後の夜温は高すぎます。粒の大きさは現在、いずれも
15g前後
というところです。
また、収穫時期まで約..
posted by 明石 at 00:00
2010年06月07日
「これからもっと大きくなります」摘粒後約10日後のぶどうの様子
ゴルビー、伊豆錦、ピオーネ
の順で摘粒房作りをしてきましたが、摘粒後10〜15日で、粒間がかなり塞がってきています。 1ヶ月前の写真と比較してみました。
【5月4日撮影】
【6月7日撮影】
粒の大きさは
10g
を超え始めました。 これで最終チェックをして
袋掛け
となります。 加温もそろそろ終了となります。これから先の仕上げはお天気におまかせ!…ということになります。
posted by 明石 at 00:00
2010年05月20日
いよいよ摘粒・房作り!この作業は本当に大変なのです
2回目の
ジベレリン処理
も終わり、すっかりブドウの房らしくなっています。 いよいよブドウ作りの最大の難所、
摘粒・房作り
です。 一粒一粒ハサミで摘み落としながら、房形を作っていきます。
『房の中に粒を閉じ込めない』 『粒と粒がひしめき合ってつぶし合わないようにする』
等々を念頭に入れての作業となります。 現在、粒の大きさは5〜6gですが、出来上がりは現状の4倍くらいの大きさになると思います。それを想定しての作業です。 当園のベテラン作業員で
1時間あた..
posted by 明石 at 20:14
2010年04月29日
ぶどうの花を見た事がありますか?
日照不足と低温で、予定より1週間程度遅れて、花が全開になり始めました。
これが花だと言われなければ見過ごしてしまうほど、ぶどうの花は貧弱です。房の先まで咲ききるのを待って、ジベレリン処理となりますが、「一斉に」とは行かず、同じ園内でも完了するのに10日程度要するのが通常です。 【ジベレリン処理って?】
写真のように『ジベカップ』を持って、毎日園内を周ります。ひたすら根仕事(根気のいる仕事)です。確実に着果させないとここで終わってしまう…その意味で..
posted by 明石 at 00:00
2010年03月26日
雨が多いですね
いやに雨が多く、日照不足です。暖冬で展開が早まりそうだったのが、日照不足で帳消しにされています。 ここ加温一番手のハウスでは、伊豆錦、ゴルビーが展葉5枚前後で先に花穂もしっかり着いています。気温の変動が激しくなる一方という近年の天候では、品質の高いぶどうを作るために、加温設備がもはや不可欠となってきています。 良い物を作るためには手間も経費もかける。その分高く売らなければ、赤字になってしまう。しかし、この不況下、売れるのかな?
瀬戸ジャイアンツ ..
posted by 明石 at 00:00