私の貯水施設は全部で5箇所、総量1500トンです。内4箇所は自作の水槽というよりは貯水池で、200トンが2箇所、300トンが1箇所、500トンが1箇所です。
500トンの貯水池を完成させてからは、今回のように水が無くなりそうになることはあっても、実際に無くなったことはありません。
私の計算では施設栽培のブドウ10アールに要する灌水量は1ヶ月で100トン、75アール2か月分だと1500トンということになり、2ヶ月雨が降らなくても持ちこたえられるように貯水施設をここまで増設しましたが、それで水は万全かと言うと全くそうではありません。
異常とか観測史上初というのが常態化してしまったような近年の気象状況、気候変動によってどんな事態が起きるのか分からず、3ヶ月雨が降らなければ、半年降らなければと考えると、水は際限なく確保したいと欲するのですが、私一人の努力、能力ではせいぜいこの程度だと諦めるほかなさそうです。
写真は500トンの貯水池ですが、この池が完成してからは、園地を初めて訪れる方は真っ先にここへ連れてきます。
「これ、底は生コンを流し込みましたが側面は自分で練って塗っての手作業です。セメントが10トン、砂が20トンは使っています。」と言うと、大抵の人は唖然とします。
「昔の人が手作業で肉体を酷使したとは言え、こんな事した人居ますかね。」と更に追い討ちをかけると、相手は原始人か異星人を見るような目になります。
若者2人はお邪魔するのを楽しみにしているようです。凄い池ですね!何事にも徹底してなさる姿が素晴らしいです。お身体を守る事も徹底的になさって下さいね!みんなが頼りにしていますから。