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2012年11月16日

2012年度作 後記

今年は春先から低温傾向が長く続いた以外は天気的にはまずまずで、最初のピオーネから最後の瀬戸ジャイアンツまで、品質的にはこれが明石園芸のブドウだと言えるレベルで出せたと思っています。
ことに瀬戸ジャイアンツが9月、10月の少雨が幸いして、11月4日の販売最終日まで房の先部分で計測して糖度18度以上で出せたということには、胸のうちがすっきりするような達成感を得られました。
瀬戸ジャイアンツは秋口に雨が多いと糖度が下がり続け、10月後半になって糖度が上がるということはこれまでに殆ど経験したことが無いだけに、今年はまた一つ新たな領域に足を踏み入れたようです。何事につけても固定観念化しないということの大切さを、改めて思い起こしたりしました。
来週瀬戸ジャイアンツの15年生5本を切り倒します。これで当園のブドウは全品種10年生以下の若木となります。天山 あたりでも来年5年生となり成木域のやや手前には達するはずで、全体的には本格的に成木域に入るため、品質面では私のブドウはこれからが全盛期に向かうはずで、その入り口的な位置にある今年、結果的には全盛期の始まりを告知できる品質で終始したと思っています。
農産物は天気次第でどう転ぶか分からないという面がありますが、順当に行けば今年より来年、来年より再来年と品質は年毎に高くなっていくはずです。品種でいえばピオーネ、ハイベリーが来年以降、天山が再来年以降おお化けする可能性が大だと思っています。
私はブドウ作り職人としてはより高くを目指し続けていけばいいのですが、課題は経営者として食っていける農業を展開できるかということです。ピオーネ、伊豆錦、ゴルビーの着色系3品種は、品質の高いものを安定的に作るため、本格加温栽培をしていますが、A重油等燃料費の高騰が経営を圧迫し続けています。安いものしか売れないと言う不況下の消費動向も、年毎に厳しさを増してきているようです。
生産コストを販売価格で補うとしてきた私の戦略も、ここへ来てかなり厳しいものになってきているのは確かですが、圧倒的な品質の高さで勝負するというところに突破口を置いているのは変わりません。一昨年ホームページを立ち上げ、強引にオール直販に切り替えて、市場、業者さんとの関係もその一環に組み替えて販売に当たっていますが、デフレ不況の真っ只中というタイミングの悪さもあって四苦八苦しています。
経営難を脱するにはどうすれば良いのか、一つの明確な答えは、売れる以上に作らなければいいのです。ブドウの作付面積は現在5箇所で70アールですが、4〜5年後には3箇所40アールに規模縮小する予定です。品種は現在販売している5品種と来年から販売予定の天山は作り続けるつもりです。
60代後半になれば体力的にもきつくなる一方だから、その頃までに固定したお客さんの分だけを作るということになるのだろうと思っています。後3年でどの程度お客さんが増えるのかどうか、それほど頓着しませんが、私は私のブドウを楽しみにして下さるお客様のために作り続けるだけです。
posted by 明石 at 22:32| Comment(1) | TrackBack(0) | 園主の独り言
この記事へのコメント
久しぶりに拝見し、「農村の偉大な哲学者だなあ。」と2人で感銘を受けました。11月の分、主人が全てに共感を覚えたと伝えて欲しいと話しています。このところ急に寒くなりましたが、老人2人何とか元気に動いています。

塩見さんも、明石さんに教えて頂いたから出来たと、一人でフィルムを張られ今棚に張る針金をいじっています。皆様のご自愛をお祈りします。
Posted by ぶどう83 at 2012年11月17日 18:53
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