今年6年生のハイベリーもそのように化けつつあります。
木を見るとやや貧相で、まだ2年ほど先かなという気もしていたのですが、多分根部分が地上部以上に充実してきているようで、昨年までとは花穂の付き具合、充実振りからして違って来ています。
写真は摘粒直後のハイベリーですが、粒の大きさ20グラム前後まで行きそうでたのしみです。
昨年出来損なったハイベリーだけに、2年連続不作ということはプライドがゆるさず、今年は何が何でも作りきると、雪辱に燃える思いが昨年から燻り続けています。
ハイベリーも難しい品種です。摘粒、房作りは瀬戸ジャイアンツの倍ほど手間がかかるし、量産できる品種ではありません。脱粒し易いという欠点もあり、それで断念する生産者も多いようですが、少々の脱粒が何だというくらい、食味の凄さとかそれ以上の魅力があって、それでこの品種に執着しているのです。今年こそは明石園芸仕様のハイベリーに仕上がりそうだし、仕上げねばと、難解なパズルのような摘粒に集中しています。