検索ボックス

<< 2019年07月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
最近の記事
最近のコメント
天山 何処までも大きく by 明石園芸 園主 (07/19)
天山 何処までも大きく by 小西俊雄 (07/19)
天山 何処までも大きく by 小西俊雄 (07/19)
天山 裂果とは別に by 瀬戸口 光弘 (07/02)
苗床準備 by budou83 (01/13)
最近のトラックバック
カテゴリ
過去ログ
Powered by さくらのブログ

2019年05月12日

悪い予想はよく当たる

本業のブドウ作りが今年は忙しい。12月〜1月が暖冬になると7度以下の休眠500時間に達するのが遅くて、3か所40aのブドウが発芽から全部一緒になって困ったことになります。3か所の園地で、発芽が10日から14日ずれるように、被覆の時期をずらしたり1番手を加温したりしているのですが、暖冬だと500時間に達するのが遅れて、発芽をずらすことができなくなります。予想はしていましたが、3か所一斉に同じ作業に追い回されると、とんでもなく忙しくなります。かつて5か所90aでハウス栽培していた頃の眩暈がするような忙しさを、それほどではないにしろ久々にちらり思い出したりします。
このまま同時進行で1番手のピオーネと3番手の瀬戸ジャイアンツのジベ処理が同時になったりすると、摘粒房づくりが支障が出て困ったことになると思っていたら、幸い4月が寒暖の差が激しく寒の功績というか、1番手の加温を強めてジベ処理で2週間のずれは確保できたのでやれやれです。
落葉樹は7度以下の低温に500時間以上置かれないと休眠から目覚めないそうですが、これ以上あまりに暖冬になると500時間が難しくなりそうで、落葉樹の生理障害を招くことになるのではと危惧します。
気象環境が全く過去のデーターが役に立たなくなるほど激変して、寒暖の差の激しさ、極端な雨量、毎夏の猛暑とか巨大化する台風など、農産物の生産には厳しくなる一方のようで、品質が総じて低下一方なのは市場関係者が口を揃えるところです。品質が低下しても出来てるうちはまだいいのですが、出来なくなることが何時起きても不思議ではないと、私の想定内に既に入っています。
施設園芸ブドウのハウス栽培で、一番苦労するのは室内の温度管理です。もう20年以上前のことですが、丁度ジベ処理時期の今頃、朝から雨で昼からも雨の確率が90パーセントとの予報。昼食に家へ帰ったのですが、食事中ににわかに陽が差して晴れ間となり、しかも強い日差しです。信号を無視するほど慌てて軽トラで山へ駆けあがったのですが、それでも家からだと15分前後は要し、最初に1番手のハウスに入ると熱くて息ができませんでした。温度計を見ると55度で花穂も葉もぐったり萎れ気味だったのですが、ハウスの上下を全開して晴れてから30分以内の短時間で30度くらいに下げられたので、傷みは全体の10パーセント程度で済みました。もしあんな高温の中に何時間も置いたらそれで全て終わると思うと、この時以来4月以降になると、ハウスを離れる時は雨が降っていてもハウスの上側は開けるようにしています。30分も待ってくれない温度管理の厳しさはこの時たった一回で骨身に沁みました。
温度管理の次は水の確保です。週一回30ミリ程度潅水するなら40aで120トン、1か月だとその4倍で480トンとなり、200トン、300トン、500トンの水槽というより池を作りましたが、セメントのひび割れ補修とか水漏れ防止に努めないと維持できないのが常態です。雨が全く降らなくても2か月は凌げますが、今年は春から雨が少なくて残量であとどこまで行けるか計算ばかりでストレスが溜ります。
あと被覆中だと風とか雪とかも程度によっては壊滅的な災いとなるし、猛暑続きの夏場に気温が40度を越えると多分持たないだろうとか、心配してもどうにもならないお天気なのでストレスばかり溜まります。「雨にも負け風にも負け」は決して冗談ではありません。風でハウスがごっそり持ち上げられたり、雪で全ハウスが壊滅したり、ハウスでブドウ作り30年の間には随分痛い目を見ています。長い年月の間には時として自然が猛威を振るって襲い掛かることもありますが、これまでより本当に怖いのはこれからです。温暖化による気候変動とか、地球が壊れかけているのだから、経験したこともない予測も出来ないことが頻発するのは当然なのだろうと思えます。
posted by 明石 at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/185989437

この記事へのトラックバック