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2018年03月28日

苗木を植え付けて

注文していたミカンの苗木が届いたので、翌日早速植え付けました。
3月に入ってすぐ苗床をもう一度耕すなど準備を万全にしていたため、5時間ほどで50本植え終わり、予想よりはるかに早くて、100本植えるのも2日あれば楽にできそうです。
来年100本植えて、再来年も100本と思うと、なんだか元気が出てきます。10a60本で計算すると300本だと50aになり、既にハウス跡15aは小原紅ミカンが2年前に植え付け終わっていて、現在収穫している青島系金峰ミカンとも合わせると、70a(7000u)は越えるような規模のミカン園となりそうです。
もともとミカンを作るために開墾された畑を、最後にもう一度ミカン畑に戻すのは、日の目を全く見ることなく終わった物をそれに携わった先人たちの思いも含めて、このままでは終わらせないという意地か反骨魂をどこかにちらっと感じたりもします。標高による気温差が当初は大きなハンディとなってミカン畑は壊滅したのですが、10年ほど前からことに夏場の高温でブランドの産地が品質を低下させる一方、平地に比べて3〜4度気温が低いということが大きな利点となっていて、ここでなら質の高いものが作れると気象環境は今や逆転しています。
私等の畑は五色台の南東中腹斜面の一角にあって、標高200〜300mというところですが、斜面である以上労働条件はその分厳しくもありますが、美味しいものができる条件はほぼ完備しています。立地条件は人の努力や技術で越え難いもので、たとえば私が西向きとか北向とかで作っていたなら、どれほど努力しても今のブドウのレベルには到達しなかったのではと思ったりします。立地条件とは言葉を換えれば自然環境で、農業は自然の中での生産活動であるが故に、自然のなせる業に人がどれほど無力であるのか、時として嫌というほど教えられます。だからせめて適地適正を誤らない選択をしなければということに尽きるのだろうということです。
私は昨年末からミカン園の復活に本気になり始めてから、終活に入っていたような自分をどこかへ蹴飛ばしてしまいました。ことさらそう思って終活に入ったのではありませんが、60歳になった時、もう何時終わってもいいと思ったことが引き金になってしまったようです。ホームページを立ち上げて、ブログを書き始めたのも60歳からで、だからブログも次第に終活的な動機を反映したものになっていったということはあるようです。60代中頃には何事につけ意欲も薄れて、早くお迎えが来ることをどこかで願ってもいました。
けれど、仕事をしていて分かるのは、体力も能力もまだ殆ど衰えが来ていないということです。今68歳ですが、日本の専業農家の主力の平均年齢と同じです。体にどこか悪いところがある訳でもなく、まだばりばりの現役生産者であるのが当然なはずです。結局、終活に収まらない体力や元気さが内側から爆発して、終活を破り捨てたということになるようです。もう一度生き直しのようでもあり、今度は最後までイケイケです。
完成や完結はそもそも無いのが本当で、自分という命が燃えれることが一番大切で、燃え尽きて終わればそれでいいのです。
posted by 明石 at 18:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言
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