9月になっても愚図ついた天気は変わらず湿度の高い状態が続いたままで、瀬戸ジャイアンツの傷みは収まってはいませんが、そんな中9月4日より出荷を始めました。
私の農業暦は今年で27年目になりますが、お天気との格闘の激しさからすると今年はお天気同様これまで経験したことがないほどで、ほうほうの体でどうにか出荷できる状態に辿り着いたというところです。
農作物には厳しい気象状況が今後ともますます酷くなってゆくのだろうと思うと、今年の疲れの上に将来的な疲れが重苦しくのしかかってきますが、何が何でも作りきるという強い意志と必死の努力、創意工夫がなければ、お天気任せではできない時代に入り始めているのを覚えます。
今年の私のブドウも、順調だったのは最初のピオーネだけで、天山、ハイベリーは大雨続きで8月上旬に壊滅、瀬戸ジャイアンツまで壊滅させないためのお天気との必死の格闘は、8月からのブログに連続して記したとおりです。どうにか出荷できる状態に辿り着いて、私の本音はそれが精一杯というところで、品質云々は勘弁してと言いたくもなりますが、購買者にそういう事情が関係ないことであるのも十分承知はしています。
今日で瀬戸ジャイアンツの出荷を3日続けましたが、見た目は多少悪くても味的には予想よりは良いレベルで出せていると思っています。傷んだ粒を除けるために園地を回る際、仕上がり具合が全ての木に渡ってチエックできているため、収穫する順が自ずと決まっています。
今日も夕方から雨になり、現在大雨警報が出ています。週刊予報ではこの雨が明け方には上がり、その後一週間は晴れマークが並んでいます。今度こそ予報が当たってくれることを願うばかりです。