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2020年05月31日

「幕末から大東亜戦争までの日本史」私見

ネットで「大東亜戦争」を検索してWikipediaを読むと、GHQの占領政策の一つに、1948年12月8日以降、GHQ民間情報局作成の大平洋戦史「真実なき軍国日本の崩壊」に満州事変から太平洋戦争まで、日本の侵略と残虐行為を記述した戦史が各新聞に掲載され、その単行本は10万部完売され、GHQの指導で学校教育にも奨励され定着した、とあります。これが多分戦後の米国の洗脳教育であったはずで、日本軍をともかく悪者としての意識を日本人に植え付けるためです。
日本は先の大戦を「大東亜戦争」と称していたのですが、GHQはその呼称を禁止したとあります。植民地支配の当事国英仏蘭にとって「大東亜戦争」は植民地戦争の意味合いを帯びるから何とも都合が悪いからです。日本軍をとことん悪者にして自分たちがそれを懲らしめた正義にしておかないと、あの戦争で何百年も続いた植民地支配の蓋が空いて収拾がつかなくなることを何よりも恐れていたからだろうと思います。仮にGHQがでっち上げるような極悪の日本軍だったとしても、350年以上もインドネシアを植民地にして搾取を続けたオランダの悪さは、比べることができないほどに凄いものです。
日本は1941年に、欧米諸国によるアジアの植民地支配を開放し大東亜共栄圏を設立してアジアの自立を目指す、「大東亜戦争」と閣議決定したとありますが、私が思うにこの主張を世界へもっと強く明確に届けられていれば、日本対米英蘭等連合国の戦いは、日本対欧米植民地支配という戦いに意味合いを変えて、嫌でもアジアでの欧米植民地支配を表に引きずり出すことになったはずです。戦争に負ければ生かすも殺すも相手国次第と観念していますが、日本をとことん悪者にして、欧米の植民地支配を不問にして、戦後処理を終わらせ何事もなかったような顔をしている様を思うと、本当の悪はどっちなのだと言いたくもなります。昨年インドが英国に植民地支配の賠償請求をしましたが、あって当然のことだし植民地支配された他の国々も何かのきっかけで賠償請求を言い出すこともあるのだろうと思っています。戦争が終わってまだ百年にはなりませんが、植民地支配は何百年も続いたのだから、根の深さが違うだろうと思っているからです。
幕末から「大東亜戦争」に至るまで、欧米の植民地にならない、そのためにどうするのかを、動機と主題として日本の歩みは一貫しています。明治維新以降の性急な国づくりも、欧米の植民地にならないためには、欧米に負けない国力と軍備兵力が必要で、その思いに沿ってなされています。一つの思い一つの意識を深く抱えてそれを実現するため歩みを進める、幕末から「大東亜戦争」までの日本史は欧米の植民地支配との戦いの歴史であったのではないか私は思っています。だからそういう目で見ると「大東亜戦争」は必然であったとも言えそうですが、最近研究が進んであの戦争は米国が日本にそうせざるを得ないように仕掛けた戦争であったというのが定説になりつつあるようです。
日本は戦争に敗れましたが植民地支配されていたアジアの国々は独立し、アジアでの欧米の植民地支配は終わりました。例えばインドネシア進行、日本軍は350年もインドネシアを植民地支配しているオランダ軍を追い出し、再びオランダが戻ってきたとき戦えるようにインドネシアに軍隊を作り軍事訓練をして武器まで供与したとあります。事実日本軍が居なくなってからオランダは戻ってきたのですが、インドネシアは戦って二度と植民地にはならなかったとあります。日本軍は米国などに意図的に極悪にされていますが、私はインドネシアに見せたような姿が本当の日本軍なのだろうとおもっています。進行した先々の国々で独立を促すような教育や訓練を施した、同じような話があちこちに残されているようです。
大東亜共栄圏構想を実現するために、韓国や中国でも国造りに国家予算の大きな部分を拠出しているし、他のアジア諸国でも教育や国づくりに力を注いでいます。強いて言えば大東亜共栄圏構想も日本が突出しすぎて実現しようとしたため、過激な独裁者か暴君のように見られることもあったのではと思うし、どこの国へ行っても抵抗勢力には軍隊なのだから容赦しないということから、恐怖心を与えていた面はあったと思います。
幕末から「大東亜戦争」までの日本史私見で、世界史に燦然と輝いていいはずの二つの出来事があります。一つは白人至上主義の人種差別撤廃を訴えて実現させたこと、もう一つはアジアでの欧米の植民地支配を終わらせたことです。敗戦国であるが故にその栄光は与えられませんが、世界の著名な歴史家の面々も日本の功績はほぼ認めているようです。1985年日本の傷痍軍人協会代表団がオランダを訪問した時、アムステルダム市長サンティンが市長主催の親善パーティで、「本当に悪いのは侵略して権力を振るっていた西洋人の方です。日本は敗戦したが東亜の解放は実現した。即ち日本軍は戦勝国の全てを東亜から追放して終わった。日本の功績は偉大であり、血を流して戦ったあなた方こそ最高の功労者です。自分を蔑むことを止めその誇りを取り戻すべきです。」と歓迎挨拶をしたと記されています。心に響くので最後に引用しときます。

posted by 明石 at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言

2020年05月25日

反日種族主義

昨年韓国で「反日種族主義」がベストセラーになったとの報道がありましたが、その続編が今年出されてそれもベストセラーになったとか、正直驚き続けています。2013年に出された「帝国の慰安婦」の著者朴裕河氏(世宗大学教授)は名誉棄損の罪で在宅起訴され、出版は事実上差し止められたそうで、韓国はそういう国なのだろうと思っていたからです。私は日本語訳書も読んではいませんが、ネット上の見出しをつまみ食い的に見ると、慰安婦問題、徴用工問題、竹島問題等、韓国人が激しく主張するような事実はなかったと述べられています。少し前ならこれを書いた教授たちは社会的に抹殺されるはずですが、何とそれを読んだ52%の人達が最高評価の「5」を、42%が「1」の最低評価だったそうです。元ソウル大学の李教授は現政権が露骨な反日政策を取るのを見るに見かねて、この本を編集し出版しなければならないと決意するようになったと述べていますが、反日感情ででっち上げられた日本支配の定説を事実に基づいて悉く覆したようです。嘘を正してより正しい認識を持たないと本当の意味で未来が開けないことをよく分かっていたのだと思いますが、氏は韓国社会が成熟してきて若い世代から、より広い視野で国際的な感覚を持って歴史を理解し隣国を理解しようとする現象が広がってきていると述べていますが、そう簡単に韓国が変わるはずがないと思いながらも、一筋の光が差したような感があるのも確かです。
韓国に差す一筋の光が、日本は何時になったら先の大戦ときちんと正対するのだろうとの思いを強めます。戦後日本は米国の統治下に置かれ、徹底的に米国目線、米国流価値観を押し付けられて、旧日本軍に繋がるもろもろは悪しきものとして悉く断ち切られたようです。憲法9条は占領政策の最たるもので、日本は兵も武器も持たず交戦権も放棄して、暫く丸裸でおとなしくさせておけということであったのは明らかです。戦争に敗れて米国の占領統治政策だから抗うことはしませんが、米国の敵だった日本軍は日本人の敵の悪しきものであるかのように次第に洗脳されていったのだと思います。
私は昭和24年生まれだから戦争を知らないまさに戦後っ子ですが、太平洋戦争や日本軍についての歴史教科書の記述は、なるべく触れないでおこう的な素っ気ないものだったと記憶しています。忌まわしい過去、悪しきものとしてご先祖様に蓋をするようにして、日本人は日本人としての魂を失くしていったのだと思っています。心を失くした日本人は米国に従属してただひたすら生活のために働いて、経済大国になったりもしたのですが、戦後ずっと未だに米国の顔色を窺い続けて独立国の体をなしていません。この国の政治は国民の意向より米国政府の意向を重要視するのかとあきれ果てることが多々ありましたが、各国首脳クラスの国際会議で米国の主張に賛同する時の首脳は、米国が発言する前から賛同しているようなもので、それが未だに続いているのだから見ていて恥ずかしいし、やはり属国なのだと思ってしまいます。
憲法を改正して独立国になろうよと言うと、右翼を見るような目で「戦争をする国になるんだ」と仰る。それほど日本人は主体性なしの米国依存症なのかと思ってしまいますが、残念ながら米国はとっくに安全保障同盟国との関係より自国の都合優先国に変わっています。トランプ大統領だと同盟関係も金次第ということで、そろそろ良い潮時になってきているようです。
昔今の国連が国際連盟だった時、外交官牧野伸顕が国際連盟で白人至上主義の人種差別撤廃の演説をしたそうです。そんな立派なご先祖様たちに全国民一緒に墓参りでもしたらどうなんだと思います。一部とは言え韓国の人達が日本人以上にご先祖様を評価したら、日本の自国歴史認識は今度は本当に笑いものになるくらいでは済まなくなります。
posted by 明石 at 19:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言

2020年05月14日

潜に進行する食糧危機

国連の3機関FAO(国連食糧農業機関)、WHO(世界保健機関)、WTO(世界貿易機関)が既に警告を出していますが、コロナ騒動の影で世界に食糧危機が潜に進行し始めているようです。世界の各国門戸を閉ざして人の往き来も物流も止まっていることが原因ですが、何時まで続くか終息が見通せないコロナ騒動に際し、食糧輸出国も食糧を非常時用に蓄えておきたい思惑もあって輸出量を減らしているようです。日本のように食糧自給率の低い国はこの問題が深刻化すれば死活問題となりますが、今回は生産量に問題があるのではなく輸出入等物流が停止していることが主な原因なので打開はできそうですが、コロナ騒動があまりに長く続くと人手不足とか生産そのものに躓く恐れがあり、そうなると食糧危機は本当に起こってしまいます。現に米国ではメキシコ人が雇用されて農業を支えていたのですが、今はメキシコに帰ってコロナ感染防止のため国境を逆封鎖しているとのことです。米国内の失業者は1500万を越えてもう2000万に届く頃かと思いますが、農業は肉体労働なので敬遠されがちで、このまま人手不足で米国農業が大幅な生産量ダウンでもしたら、世界はそのまま食糧危機となります。
日本もいい加減に目を覚まさないと、これからは世界の食糧事情も厳しくなる一方のようです。他国に食糧を依存してたらこの先国民を餓死させるようなことが何時突発的に起きるかもしれないということを本気で考えないと、これから先の時代に待ち構えているのは温暖化灼熱地獄かも知れないし、それもそれほど遠い先の話ではなく、オーストラリアとか米国でも既に地球上のあちこちで気温40度をはるかに越えるような灼熱地獄は発生しています。
10年程前の夏最高気温37〜38度が2週間続いたことがありますが、ブドウの葉の状態を見ていると限界ぎりぎりで、40度になればもう持たないだろうことを痛感していました。あの時から40度を越えれば今の作物は殆ど駄目だろうと思っていましたが、確か一昨年あたりから国連がやっとそのことを言いだしたようです。日々お天気を相手に生産の現場で格闘している生産者は、多分学者や研究者より早く何が起こっているのかを感知しているはずです。私は少し前第一次産業が再び主役に返り咲く時が来るとブログに記しましたが、それは温暖化が更に進み、気候変動の挙句農産物の生産が困難になるような状況下を想定してのことです。食糧が無ければ人類は生きていけないのだから農業での食糧生産は死に物狂いの血眼になるはずだし、少しでも環境を良くするためには植林とか地球に緑を増やすことに努めなければならず、私が言いたいのは、人類が生き残りを賭ける場所は農業、林業、漁業等第一次産業だということを肝に銘じておく必要があるということです。
食糧は経済力があれば世界のどこからでも調達できるなどと何時までも考えていたら、今のコロナ騒動でも2年以上続くとなると世界の食糧事情は危機的になりそうだのに、自国で必要な食糧は自国で生産するような国を目指さないと、これからの厳しい時代を生き残るのは困難だと思っています。
posted by 明石 at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言