ホームページの店頭価格を2013年より海外交渉価格にしていましたが、海外と交渉することももう無さそうだから、元の国内販売価格に戻しました。くそ高い店頭価格で国内販売に支障があることは予想していましたが、商談となると海外のバイヤーさんは私のホームページの販売価格をつぶさに見ていて、何故海外価格は国内価格に比べてこれほど高いのですかと、私は国内の市場価格では食っていけなくて海外市場に活路を探すのだから倍くらいでないと意味がないと本音で答えるのですが、ぼったくりを見るような目で見られます。本気で海外市場に活路を求めようとしていたから、ホームページの店頭価格を海外交渉価格に変えて、それまでの国内販売価格は会員価格として会員にならないと開示されないようにしました。苦肉の策ですが海外のバイヤーさんにぼったくりだと思われたくないので、国内販売に支障が出てもやむなしの覚悟の上です。
4〜5年の間に香港、中国、シンガポール、UAE,サウジアラビアのバイヤーさんと直接間接に商談する機会を得て、サンプルを送って好評価を得ることもあったのですが、手続きと輸送面でつまづいて結局実現しませんでした。単独で海外へとなると言葉から始まる障壁は、よほどの意志と情熱がないと越えるのはむつかしく、私のような面倒くさがり屋には無理でした。
ブドウは既に最盛期の半分程度に規模縮小していて、あと10年作れるかどうか分かりません。70〜80キロはあろうかと思えるビニールの100メートル巻きを持ち運べなくなった時が、ブドウを止める時だとそう決めています。その時を見据えて今年もミカンの苗木を120本3月に植え付けます。ブドウからミカン農家への移行準備も来年度の苗木植え付けでほぼ終えられそうです。
海外交渉価格を取り下げてもとの国内販売価格が再び店頭に出ていますが、これは最初から変わらない価格です。もともとコストから見積もって必要最低価格として設定しているのですが、生産資材が10年で値上がりしてはいますが下がり続ける市場価格の動向もあって、価格の変更はなしで最初から最後までこのままでいくつもりです。