今日も雨、昨日も雨、明日も明後日もネットで見ると9月10日頃までの予報は雨ばかり、9月から出荷予定の瀬戸ジャイアンツはどうなるのだろうと思うと実にイヤーな感じ。熟期に雨ばかり降り続くとどうなるのかはここ5〜6年毎年のように嫌というほど見てきました。糖度18度以上で噛めばコリコリ音がする食感でという品質目標に到達不能になるばかりか、果実の表面にカビが生えて腐ってしまうという事態を、ここ5〜6年程度の差こそあれ毎年のように見続けています。予報通り9月10日頃まで雨が降り続くなら、今年が我が園の瀬戸ジャイアンツ史上最悪になるのではと思うと、腹立たしさや怒りがこみ上げてくるのを抑えようがありません、お天気に翻弄されるのが農業の宿命とは言え、最後の仕上げのところで谷底に突き落とされるのでは、お天気様だろうと神様だろうと食ってかかりたくもなります。
先の台風10号の時、強風を恐れて屋根被覆は天井の柱に束ねて縛り付けていたのですが、その後雨ばかりの予報で台風通過後すぐにまた広げました。台風の度に屋根被覆を蕾めたり広げたりするのはもう止めようと思っていても、ブドウを助けたい一心で結局はこれを繰り返します。数年前台風がやたら頻繁だった年、7月〜9月で計8回も屋根被覆を蕾めたり広げたりを繰り返した挙句、結局半分近くカビが生えて腐ってしまいほとほと疲れ果てたことがありますが、今年も予報通りだと最悪を更新するのではと嫌な予感が頭を掠めたりします。
現在園地の状況は、5〜6年生の若木を主体に6割程度は糖度17〜18度に達していそうで、皮も熟れてきています。あとは果肉の締まりというところですが、こうも雨ばかりだとそれも難しくなる一方だし、待つほどに糖度も下がりカビが生えて腐りが広がるのは目に見えているのだから、晴れ間が望めないのなら来週から出荷する決断をしなければと思いを定め始めています。