検索ボックス

<< 2014年09月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
最近の記事
最近のコメント
天山 何処までも大きく by 明石園芸 園主 (07/19)
天山 何処までも大きく by 小西俊雄 (07/19)
天山 何処までも大きく by 小西俊雄 (07/19)
天山 裂果とは別に by 瀬戸口 光弘 (07/02)
苗床準備 by budou83 (01/13)
最近のトラックバック
カテゴリ
過去ログ
Powered by さくらのブログ

2014年09月27日

菜園作り

瀬戸ジャイアンツはまだ日々出荷中ですが、作るということでは本年度作のブドウはとっくに終わっていて、午前中は出荷、午後はブドウ以外の作物に漸く取り組み始めています。
9月になってブドウとブドウ以外の園地の草刈りも一通りは終わって、やっとミカンにも手が届き、現在自家用野菜の秋播き秋植え中です。大根、ホウレンソウ、白菜、キャベツ、ごぼうを200uの菜園に種蒔き苗植えしながら、とうとう野菜作りにまで領域を広げ始めたかと、なんとなく笑えて来ます。
就農以来一昨年親父殿が亡くなるまでの25年間、私の農業は完璧にブドウ作り一事のみで、親父殿の死後ブドウ以外の他の農地をどうするかという待ったなしの問題を突きつけられて、ブドウのみからブドウ以外へもと展開を広げ始めています。野菜作りなど全くの未経験でど素人ですが、種を播いたり苗を植えたり未知の世界に踏み込んで行こうとすると、どこか新鮮なわくわく感が湧いてきて良い気分転換になっています。
植物の生理構造はそう違わないはずで、一事は万事に通ずる的に、他の果物でも野菜でも作ることに何の躊躇なく、未知な分野に足を踏み入れると新たな経験や発見が得られる楽しみがあります。万事とまではいかなくとも、一事から百事くらいまでは広げてみようかと思ったりもします。
ふと気付いたのは、例年この時期はブドウ一作の疲れがどっと出てぐったりしているのですが、今年は何故かそれが無い。私の農業暦27年で最悪とも言える8月のあまりの悪天候に、全身全霊闘争心に火が点いてしまったことと、ブドウ以外のことへ手を回せる日々を待ちわびていたということがあるのかも知れません。
親父殿の死、自分の病を経て、加えて60半ばという自分の年齢を考えると、何でこれほど動けるのか、働けるのか、元気なのか、一体どうなっているのか自分が不思議に思えたりします。
posted by 明石 at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言

2014年09月20日

米価の下落から

米価が過激に下がっているようです。魚沼の「コシヒカリ」が一俵(60s)が12000円、宮城の「ひとめぼれ」が8300円まで下がり、このままだと晩稲は7000円未満の史上最安値を更新する恐れもありそうです。
米一反(10a=1000u)作るのに18万円のコストを要すると言われていますが、収穫量は一反あたり7〜8表が全国平均で、一俵あたり12000〜14000円としても10万円がやっとという売価です。これが8000円になると6万円程度の売価となりコストの3分の1程度で、規模の大小を問わず米作は不可能となるのは明らかです。
農政は意味不明の大規模化一策のみですが、大規模化してどこまでコストを下げられるか算出根拠を明示すべきで、1俵あたりの単価が1万円以下となれば、大規模化しているほど桁違いの赤字に陥るだけなのだろうと思います。
日本の農産物は海外産に比べて高いとは誰でも言えますが、生産資材や農機等がこの20年でどれほど値上がりして、現況の生産コストがどれほど高くなっているかに言及する者が、政治家、官僚、評論家あたりでもほぼ皆無なのは、農業の実態が全く分かっていないということであるのだろうと思っています。
日本の農業が壊滅的な状況にあるのは、販売金額が生産コスト以下であるという、極めて単純な論理に集約できます。
販売金額が生産コストを上回れば、壊す一方にしか作用しない農政がジタバタしなくても、農業は放っておいても再生します。それには農業を寄ってたかって食いつぶすような、農協、資材、機材業者等、市場関係者、消費者という農業を取り巻く構図が変わらなければどこまで行っても同じです。
他産業での工場製品などは生産コストを基に価格が設定されるのが極めて当たり前ですが、農産物は生産者はカヤの外で、商売人が生産コストを無視して商売上の都合だけで価格が決められ続けてきました。長く続いたデフレ不況、ことにリーマンショックの前年の原油高不況あたりから、市場価格は安く更に安くと過激に下がり続け、その間にも生産資材は毎年値上がりを続けて生産コストは上昇し続け、農業農家を壊滅的にまで追い詰めたのです。
極めて単純な農業再生論理は、市場価格が現況の2〜3倍になるか、生産資材や農機等の価格が2分の1〜3分の1になるか、あるいは市場価格が2倍で生産コストが2分の1になれば、放っておいても農業は再生します。
市場価格に生産コストが反映されないという理不尽さは、産業として自立不能を意味します。生産資材、農機等がバブル崩壊後の20年でもどれほど値上がり一方できたのかも呆れるほどです。
業者指定の補助金制度は、補助金の分だけ価格が上乗せされて農協と業者が潤い、実は農家は食い物にされているだけなのです。海外に国内の半分の価格で農機を輸出したりするのをみると、実は本当は半額で出せるのに、半額補助金制度が価格を倍にしているのだろうと思ってしまいます。農薬、肥料等その他生産資材も営利追求の農協は業者寄りであるため似たようなもので、生産コストがここまで上昇し続けた責任は農協にあると私は思っています。
市場価格が倍になって店頭価格が倍になると、これまで不当な安さに慣らされた消費者は、そんな高い物は要らないと安い海外産を選択するかもしれませんが、日本の農業を生かすかどうかは本当のところ消費者=国民の選択だと思います。生産コストを生産者と共に背負う覚悟がなければ日本の農業は終わります。
食糧は安い海外産で良いという選択はあって当然だとも思いますが、世界的には既に食糧難の時代に入っていて、加えて気候変動に伴う異常気象が世界の各地で農産物の生産に影を落として、この先ずっと海外調達できるかは不透明さを増しています。
食糧を海外に依存すると、何時どうなるか分からないというリスクは常にあります。国の基本は、国民を餓死させないために、自国の食糧は自国生産で賄うことです。日本では農業は軽視され踏みにじられ続けてきましたが、人が生きる上で食は待ったなしの最優先事項であるのは言うまでもありません。
日本の農業農家は困難を極めて疲れ果てています。農業を断念する割合が今後急加速で増えそうですが、あまりに粗末に扱い続けた結果、いずれ手痛いしっぺ返しが来るだろうと思っています。
posted by 明石 at 01:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言

2014年09月13日

獣共との攻防

軽トラックで園地を移動していると、イノシシと衝突しそうになることが最近やたらと増えてきています。生後3カ月ほどのイノシシ小僧の群れが至る所終日走り回っていて、数の増え方が半端ではないようです。
罠を仕掛けている猟師に尋ねると年間60頭ほど捕獲するとのことで、一人で60なら3〜4人の猟師があちこちに罠を仕掛けているのだから、どんなに少なくてもこのエリアで年間100頭は捕獲されているはずだのに、年々増える一方というのはこの50ヘクタールほどのエリアにどれほどの数が居るのか見当がつきません。
今年は親イノシシがハウスに侵入してブドウを食い荒らすということは無かったですが、どのハウスもサイドのビニールはズタズタに破られて、何とか入ろうとする執念をまざまざ示しています。ハウスの周囲を地際から20センチ以内の間隔で150センチほどの高さまでパイプを張り巡らせば、親イノシシの侵入は防げますが、イノシシ小僧とアライグマはその間隔では素通りです。
アライグマの食害は年毎に激しくなるばかりで、今年はピオーネだけでも400房は食われています。イノシシよりはアライグマの方が厄介な難敵です。一か月ほど前から瀬戸ジャイアンツのハウス2か所に、地際から10センチ、20センチ2段に鋼線をぐるりと張って、夜間100ボルトを流しています。電線を伝ってでも侵入するといわれる輩をどこまで止められるかの実験ですが、ほぼ一月は思う以上に効果があって目立った食害は無かったのですが、今週になって侵入と食害が日々目立つようになってきて、アライグマが本気になればやはりその程度のことでは防げないようです。
昨年から金峰みかんの再生に取り組んでいますが、ここも侵入防止柵をしないと一昨年のようにイノシシに全滅させられます。昨年はカブサイシンをまぶしたセーフティネットでイノシシの侵入を防げたのですが、今年は通用しそうもありません。
山間地域の農業は農地全域に獣防止柵を張り巡らさないと、獣共の食害で作物が全滅するのは、今や全国共通の難題です。獣害防止策等施設整備に費用がかかり過ぎて、作物販売額を上回ったりすると、それでは農業は到底無理ということになり、これが放棄地廃棄地が全国で増え続ける大きな一つの要因となります。
以前にも記しましたが、動物たちの側から見ると、人間の方が追い詰められて檻の中に入って行ってるように見えるのではないかと思ったりします。
posted by 明石 at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言

2014年09月06日

出荷始めました

9月になっても愚図ついた天気は変わらず湿度の高い状態が続いたままで、瀬戸ジャイアンツの傷みは収まってはいませんが、そんな中9月4日より出荷を始めました。
私の農業暦は今年で27年目になりますが、お天気との格闘の激しさからすると今年はお天気同様これまで経験したことがないほどで、ほうほうの体でどうにか出荷できる状態に辿り着いたというところです。
農作物には厳しい気象状況が今後ともますます酷くなってゆくのだろうと思うと、今年の疲れの上に将来的な疲れが重苦しくのしかかってきますが、何が何でも作りきるという強い意志と必死の努力、創意工夫がなければ、お天気任せではできない時代に入り始めているのを覚えます。
今年の私のブドウも、順調だったのは最初のピオーネだけで、天山、ハイベリーは大雨続きで8月上旬に壊滅、瀬戸ジャイアンツまで壊滅させないためのお天気との必死の格闘は、8月からのブログに連続して記したとおりです。どうにか出荷できる状態に辿り着いて、私の本音はそれが精一杯というところで、品質云々は勘弁してと言いたくもなりますが、購買者にそういう事情が関係ないことであるのも十分承知はしています。
今日で瀬戸ジャイアンツの出荷を3日続けましたが、見た目は多少悪くても味的には予想よりは良いレベルで出せていると思っています。傷んだ粒を除けるために園地を回る際、仕上がり具合が全ての木に渡ってチエックできているため、収穫する順が自ずと決まっています。
今日も夕方から雨になり、現在大雨警報が出ています。週刊予報ではこの雨が明け方には上がり、その後一週間は晴れマークが並んでいます。今度こそ予報が当たってくれることを願うばかりです。
posted by 明石 at 19:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言