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2021年07月18日

一週間ほど晴れれば

愚図ついた天気が続いて四国地方だけ梅雨明けしていませんが、それも今日までで明日以降は晴れ続きの予報となっていて、明日か明後日には梅雨明けとなりそうです。何時頃からブドウが出るかのお問い合わせですが、今でも出せなくはありませんが、一週間程度晴れれば7月25日以降だとほぼ完熟域の味で出せそうです。
今年の販売はピオーネ、クイーンニーナ、瀬戸ジャイアンツの3品種となりそうです。
「天山」は熟期の大雨で今年も全滅しそうです。最低限雨水が入らないよう水の管理がスケジュール通りできないとこの品種は無理なことは分かっていますが、30度以上の高温に葉が弱いこともあって施設対応が難しく、今では道楽程度に5本育成しているだけです。
次に「ハイベリー」ですが、摘粒房づくりはどうしても6月になりますが、この時期突如30度以上の気温になって室温が35度以上になることがあって、極端な縮果病的に水分が奪われて房の上の方の粒がミイラ化してしまうということが近年常態化しつつあり、2本100房程度まで減らしていますが、出荷レベルに届かなくなってきています。
「ゴルビー」も裂果種で秀品率が5割程度と採算性が悪く、赤系なら脱粒し易いという欠点はあっても「クイーンニーナ」の方がいいという結論に達し、今年が終われば1本も無くなります。
「伊豆錦」は味的に私の好みのブドウですが、近年「ピオーネ」が糖度20度になってもどこかにかすかにでも酸味を残し非常に美味しくなって、それこそが「伊豆錦」の味の特徴だったのですが、殆ど違いが無いようなものはどちらか一つでいいということからこの品種も止めます。
販売品種が今年から3品種となりますが、「天山」「ハイベリー」「瀬戸ジャイアンツ」など気象環境の変化で作り辛くなってきていることを痛感しています。農業は気候変動の最前線に在るとブログに記したりしていますが、出来なくなる物が増えてきている傾向は多分全国的なはずです。
posted by 明石 at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言

2021年05月22日

梅雨入り

ジベ処理の真っ最中、10日間天気予報を見ると傘マークがびっしり、これだと梅雨入りになるのかなと思っていたら、5月15日に九州四国地方は梅雨入りと気象庁が発表、まさかこんな早い梅雨入りも本当にあるのかと唖然としますが、既知の気象環境はとっくに壊れてしまって未知の領域に入っているのだから、未経験な気象状況に遭遇するのは当たり前となってきています。確か「梅雨の来ない6月」をブログに記したことが記憶にありますが、調べてみると2019年6月22日付で、それほどに年毎に気象状況が違うと幾らデーターを積み重ねても予報には役立たず、まさにそれこそ変動の渦中にある証拠なのかと思ってしまいます。
農業はお天気との格闘です。近年その様相が年毎に色濃くなって来ていて、不作のレッドゾーンに入るような気象状況に何時直面するのだろうかとの不安が、何時もどこか片隅で目を見開いています。市場関係者が口を揃えるのは、ここ5年ほど農産物の品質の低下が著しいということですが、最大の原因は夏の猛暑がより高温により長い期間にと、次第にレッドゾーンに近づいているためだと思っています。
10年程前、ブログにも記していますが、38度が頻発するような猛暑が2週間ほど続きましたが、それが限界ぎりぎりなのはブドウの葉の状態で分かりました。後2度でも気温が上がれば持たないだろうことを痛感して、その時から40度以上はレッドゾーンとして私に刻み込まれていますが、近年の気象状況からしてそれは何時でも起こり得ると思っています。最高気温が40度を越える日が1週間以上続けば、農作物は多分壊滅状態になるのではないかと思っていますが、毎年全国の何処かで40度越えを観測するようになっているお天気状況からして、更に温暖化が加速していることを加味すれば、レッドゾーン突入は何時だってあり得ると考える方が合理的です。
例えば今年、経験したことがない程早い梅雨入りで、延々と梅雨が続くととも思えませんが、猛暑の早い到来と期間が2か月以上でそれに干ばつでも加われば、40度越えしなくてもレッドゾーンとなります。私だけではなく農業で生産の現場に居る者は皆、程度の差はあってもとんでもない天気への不安は生産不能の危機感として募ってきているはずです。自分の仕事だからどんな悪天候でも何とか切り抜けようと精一杯頑張りますが、お天気に翻弄されて自分の無力さを知るばかりというのが農業の辛く情けないところです。
農業、林業、漁業の第一次産業は常に自然の中だから、温暖化気候変動の最前線です。何時かではなくとっくにその渦中にあって、生産不能の危機感は次第に切迫感を伴うようになってきています。その目で日本という国を振り向くとあまりの危機感の無さに呆れるばかりです。
posted by 明石 at 20:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言

2021年04月12日

ハラミちゃん

自分でも意外なことにカラオケ通いがまだ続いています。年間を通して週一回ペースですが、2週間も行かないとストレスが溜るみたいで、歌い始めるとやたら大声を出したがる自分に気付きます。涸れて出なくなるまで大声を出し尽くすと、自分の中身が空っぽになるような大掃除状態で、これって凄い健康法なのかと最近思い始めています。若い頃から毛嫌いしてきたカラオケに今や生活の一部的に嵌ってる自分を、今でも時々不思議に思いますが、カラオケを始める時に思い描いた、どこまで声域を広げられるか、今現在最前線の難しい歌をどこまで歌えるか、その二つを目標化しての実験がすっかり日常化してしまっています。
カラオケ店に行くのは週一回ですが、畑仕事を終えて家に帰ると毎日一時間前後は、YouTubeでボイストレーニングと新曲覚えです。ちなみに今取り組み始めているのはkingGnu「三文小説」と夜遊び「怪物」ですが、両方とも前作「白日」「夜に駆ける」よりも良いと感じています。「三文小説」は特に高温が綺麗で声の純度が高くなっているし、「怪物」は更に難しくなっているのだけどノリが良くて気持ちがいいです。難しい歌に挑戦することを課しているのだけれど、私はラップ調はどうにも苦手で、そこら辺りが難産で少し時間がかかりそうです。あと、どこまでやるかですが、カラオケ採点で音程正確率が80%以上に到達すれば一応歌えるってことでいいかなと思っています。
65歳で始めたカラオケですが今71歳で7年目に入っています。声域はまだ広がっているようで音大出のユーチューバーmainaちゃんのソプラノ域にも地声でついていけます。難しい曲を選んで挑戦し続けていますが、スーパフライの「新世界へ」を乗り越えてから、苦手はやはりありますが越えられない壁とまではいかないようです。壁が高いほど本気になる妙な性癖に私は多分生涯ひきずりまわされるのだろうと、自分でも苦笑いしてしまいます。
YouTubeを見るようになって2年ほどになるかと思いますが、次第に曲探し以外にストリートピアノとか他の事々を見るようになって、ハラミちゃんなど一年以上前から見ていますが、昨年後半大ブレイクの様をつぶさに見て驚いています。ストリートピアノ、ギター、ドラム等楽器演奏だったり、ストリートシンガーだったり、ダンスだったり、草の根的な音芸の広がりは、ともすれば殺伐となりがちな日常に癒しや潤いを与えます。これからの厳しい時代を考えると、人としての豊かな感性を保持するためには、癒しや潤いを得られる音芸は更に必要度を増すように思えます。
ハラミちゃんが大ブレイクしたことで、誰にでも自由に弾けるよう全国でピアノを設置するところが増えているようですが、ふと思うのは、全国の町どこにでも音芸スポットができて楽器の調べや歌声がもっと身近なものになれば、人々の感性が豊かになるのではないかということです。


posted by 明石 at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言

2021年03月28日

今年も植え付けましたミカン苗木

先週予約注文していたミカンの苗木が送られて来て、今年も80本植え付けが終わりました。これで5年間で極早生、早生、普通の3種の温州ミカン計340本植え付けたことになり、当初予定していた300本の苗木植え付けは越えたことになります。施設栽培のブドウは5年後までに2か所25aまで縮小しますが、15aほど生じる跡空き地に100本ほどミカン苗木の植え付けは可能ですが、5年後となるだけに微妙でどうするかその時にならないと分かりません。
普通温州ミカン金峰を2月中旬から3月上旬にかけて市場出荷をして今年のミカンも終わりましたが、品質的に言えば父が作っていた時も含めこれまで最高のレベルに達したと実感しています。光センサーを通る訳でもないので糖度表示はできませんが、時々糖度計で不味そうなのを選んで計ってみても13度未満は殆どなく、平均でも14度以上はありそうだと思っています。計測した最高糖度は17度で普通温州でそんな高糖度は初めてのことですが、目指す品質方向が提示されているような気もしました。
金峰ミカンが自分でも感心するくらい美味しくて、小原紅ミカンがいまいち気に入らないのですが、それでも平均糖度は12度はありそうで、早生ミカンとしては上のレベルにはあるはずなのに出荷を渋ったりして、市場関係者や業者さんから切り倒したら駄目ですよと釘を刺されています。3月に入って小原紅の園地の草を刈っていると、摘み残しのミカンが目について別々の木から3個ほど摘んで、後で糖度を計ると3個とも16度もあってびっくりです。越冬させるとか作り方を変えると霜焼けとか見た目は多少落ちても、味的には凄い濃厚なものに仕上がる可能性もありそうだと思い始めています。
今日気象庁が気温の平年値を変更しましたが、高松で真夏日が4日増え、真冬日が8日減ったそうです。平年値とは過去30年間の平均値で10年毎に更新するそうですが、この10年間だけのデーターで見たら以前の平年値と比べてどれほど温暖化が進んでいるのか、多分怖くなるような話だと思います。
私がブドウの規模を縮小して10年後にはミカンを主役にしようとしている、その理由の一つには温暖化と言うことがあります。ブドウは落葉して休眠には7度以下の低温500時間以上が必要とされていますが、温暖化に伴い暖冬化して500時間以上がとれなくなると生理障害が起きます。5,6年前かどうか忘れましたが、1月上旬で7度以下が100時間しか取れなかった年があって、その後の冷え込みで無事通過できましたが、あとひと月遅れればどうなっていたか、そんな際どい年もあったことを思うと、何時だって起こり得ると考えても不思議ではありません。日々お天気ばかり気にしている農業は、その感性は温暖化気候変動の最前線にあるのだと思っています。
posted by 明石 at 18:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言

2021年03月20日

ミャンマーのクーデターから

ミャンマーで国軍によるクーデターが起き、再び軍事政権の圧政に戻ることに反対する市民が抗議のデモを始めると、それは役人、官僚、警察官まで全国民のストライキ的な様相を帯びて全国へと拡大して、遂に警察が市民に発砲して死者が出るようになると、デモへの弾圧が過激になって死者の数がその分増え始めているようです。その映像を見てると怒りがこみ上げてきます。本来国民を守るための軍や警察が、軍幹部の権力欲に私物化されて、国民に銃を向けて発砲するなど言語道断で、そこに正当性など微塵もあるはずがありません。ミャンマーのデモは暴徒化することもなく平和的に、ストライキ的に、再び軍事政権に戻さない抗議デモですが、選挙で大敗を続けた軍部が危機感から本性を露にして、行動を起こして力による支配復権をしようとしても、国民は望んでいないし民主化の流れから言って反時代的です。
これまでも世界のあちこちで悪の権化のような独裁者が、夥しい数の自国民を虐殺したり弾圧支配をしてきましたが、アフリカや中東や東南アジアとかいまだにこんなことが頻発していることを思うと、人類は成長も成熟もしない相変わらずのままなんだと思ってしまいます。
私は中国の国家主義も独裁者の圧政と全く同じように見えます。
共産党一党支配に不都合なものは一切取り除く政治手法は、天安門事件を自国の歴史から削除して闇に葬ったり、現在では香港の民主化を根絶やしにしていることからも見てとれるように、民主化などは論外で、更には強権国家に個人の人権や自由がどの程度あるのか疑問です。中国が世界の市場経済に本格的に参戦した頃から、政治と経済とのねじれから民主化の流れは避けられないと自由主義陣営は見ていたはずですが、それは妄想に終わり、2028年には米国を抜いて世界第1位の経済大国になるとのデーターが出されています。
中国の内政問題より本当に厄介なのは、世界制覇を目論む覇権欲です。100年前から化け出たような覇権主義は、100前の口惜しさ恨み辛みを晴らす準備ができたと言ってるような、深い執念を覚えます。世界の国々を取り込んでゆく手法をみると、東南アジアとかアフリカの途上国に中国マネーをばらまいて借金漬けにして、身動きできないようにして従属させるえげつなさがあるのではと推測します。
米国のバイデン政権は国務長官、国防長官を二人同時に真っ先に日本に送り込んで、日米同盟の確認強化にあたりました。外交では対中国が差し迫った最重要課題であることを端的に表しています。菅首相が来月上旬に訪米してバイデン大統領と会談するようになっていますが、直接対面する最初の首脳となるそうですが、対中国と言うことでは日米双方その同盟が要となるからです。
無法者のように海洋進出を図る中国を阻止しようと、日米にオーストラリア、インドの4か国同盟を強化していますが、南沙諸島でトラブってるフィリピンやベトナムにも声を掛けるべきなのではと思います。
私は対中国の主戦場は尖閣諸島になると思っていますが、米国の本気度と4か国同盟の強化から、日本一国で尖閣を巡って対中国というこれまでとは、意味合いが様変わりしてしまったと思えます。それに同盟もこれからはともに戦うことを必ず求められるはずです。金を出せばいい、後方支援でいい、では日米同盟も成り立たなくなってるはずだし、それは当然のことだと思っています。
日本一国神の国にでもいるかのごとく、一国平和主義の憲法9条を改正して、自分の国を守れるようにしておかないから、尖閣での対中国は憲法の枠内では対処できない現実に直面することになるのかも知れません。憲法9条が条文のままだとどれほど非現実的か、自民党が国際法の自衛権をこじつけてきたから分かりにくくなっていますが、全世界が共通目標にするのなら努力目標になり得ても、世界で日本一国だけでは宗教よりもまだ困難、神様にでもならないと無理です。他国から侵略されたり攻撃されたらどうするのか、残念ながら人類は未だ成長も成熟も出来ずその脅威と共にあるのが現実です。
私は憲法9条は米国の占領政策の最たるもので、日本は暫く武器も兵も持たず大人しくさせて置け、ということだったと思っています。終戦直後米国の占領下では9条で丸裸にされた日本は、米国の保護下にありましたが、戦後75年も過ぎて未だにそれがそのままというのはあり得ません。オバマ大統領時も、対中国でも独立国としてまず日本で対処するように明言されていたし、同盟も独立国として共通の敵と共に戦うことを当然のこととされてきていたように感じていました。憲法上の制約があるということも、これからの同盟、安全保障には通用しないだろうと思います。戦後日本は国として基本的な在り方を問うことなく過ごしてきましたが、ここに来て独立国として自立しないとどうにもならない局面を迎えているのだと思います。
posted by 明石 at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言

2021年02月20日

前記続き

小規模家族農業に戻りますが、今から60年ほど前私が小学生の頃日本は貧しかったのですが、今のように極端に二極化するような格差社会ではなく、隣近所回りも皆同じように貧しかったので貧しさが苦になることはあまりありませんでした。農家であろうとなかろうと皆庭先にでも野菜を作ったりして、隣近所とお裾分けし合ったり可能な限り自給生活に努めていました。砂糖すら貴重な物の乏しい時代、夥しい量の食物を廃棄するような今と比べようもありませんが、自分で作った物を分け合ったりしてごく普通に助け合っていたあの頃が、何かあれば一瞬で路頭に迷うな今よりはるかに生活に確かさがあったと思っています。
最近国連が自給型を含め小規模農業を推奨しているのをよく見ますが、穿った見方をすれば自分の食は可能な限り自分で作れと言ってるようで、それほど切迫した危機感を持ってるのかと思ってしまいます。その目で我が日本国の国会議員とかを振り返ると、「NHKスペシャル2030」の危機感などどこにも誰にも見出せず、その脳天気さに呆れるばかりです。「今国として総力を挙げて取り組まなければならないのは、国民の食糧を自給する体制を確立することだ。国として自給自足できないと、このコロナ禍でも食糧輸出国が輸出量を減らそうとしたように、何時世界的食糧危機パニックが勃発しても不思議ではない時代に入っているし、日本のように自給力が低いと他国から食料を買えなくなるととんでもなく餓死者が出る!!」そんなことを言う政治家が一人もいないのだから、国として温暖化気候変動とかそれに絡まる世界の食糧問題に全く危機感が無いのだと思えます。警察が事件があって始めて動くのと似て、政治も事後処理に没頭するあまり事が起きなければ動けなくなっているのかとも思ってしまいますが、2030の危機は起きてから慌ててもあの津波のようになすすべもなく呑まれてしまうだけです。
時代は地球の危機に直面して有無を言えぬ転換期に入っています。何時までも経済至上主義の余韻に囚われている政治では機能不全で期待もできません。国があてにならないのなら自分で備えなければなりません。土地が無ければプランターからでも、私の子供の頃のように自給は僅かからでも始められます。今地方は都市部を一歩出るとここ5〜6年は過激に休耕地、放棄地が増えてるはずです。農業の主力の平均年齢は私と同じだからほぼ70歳で、10年後にその大半が辞めているとしたら、全国で作られなくなった農地が荒れ地となってどれほど広がるのか、地方から国が荒廃して終わっていく絵図のように思ってしまいます。全国の地方の自治体は今移住者を求め続けていますが、増え続ける空き農地や空き家の無償貸与等等をエサに呼び込みをしているくらいだから、週末とか休日を利用して自家用自給野菜を作りたいと思えば、借りられる農地はどこにでもあるはずです。農家にしても誰かが作ってくれれば、荒れ地になるより農地として維持できるのだからありがたいです。
かつて民主党の政権下、TPPに関して「農業は国民総生産の1,5%に過ぎない。T,5%のために残り98,5%を犠牲にできるのか。」とある大臣が言ったとき、私はその大臣を割と高く買っていたのですが、こいつはとんでもない馬鹿だと呆れてしまいました。食糧は絶対量が不足すれば、不足の度合いによってその値段は10倍でも100倍にでも高騰します。1,5%は非常時には150%でも更には天井知らずにでも跳ね上がる、生きていくには最も大切な食の部分あるという考え方が無いのが怖いです。危機感の無さから言って他の国会議員も大抵はこの大臣と同じなのだろうと思ってしまいます。
世界が挙って温暖化対策に向けて舵を切り始めると、人が住める地球環境や生きていけるだけの食糧が最大の目標になって、経済至上主義的な価値観は薄れていくのだと思うと、自ら蒔いた種とは言え、存亡の危機に結束して立ち向かう意味は人類史上初と言えるほど大きいのだと思います。




posted by 明石 at 20:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言

2021年02月13日

10年後 2030年

2月7日にNHKスペシャル2030の第2弾「未来への分岐点」が午後9時から放送されました。第1弾は1月9日に「暴走する地球温暖化」がこれまでにない踏み込んだ内容で放送され、第3弾は2月28日に放送予定だそうですが、やっと真正面から取り上げたかと思いもしたのですが、それ以上に2030年までの10年間をどう過ごすかで未来は決まるということに、あの番組を見た人のどれほどが本気で受け止めるだろうかと思いました。人の心理は、あれは映像の世界でここでそんなことが起きるはずがない、自分にそんなことが起きるはずがないと思っているのが常だからです。世界の何処かで起きることは日本でも起こり得るし、世界の誰かに起きることは自分にも起こり得るとという思考回路を持たないと、総ては他所事他人事になり中身のない自己盲信の挙句にパニックに陥るだけです。
例えば今回の「食の問題」、食糧輸出国が輸出しなくなると日本のように自給率の低い国は極端に食糧不足になり、貧しい者から餓死せざるを得ない、そんな状況になってから慌てふためいても手遅れです。私は日本人はどうしてこんなに危機感が乏しいのだろうと、近頃では殆ど諦めていますが、自分は大丈夫だと何の根拠もなく盲信するのは止めていい加減に目を覚まさないと、無為無策でその時を迎えたなら日本は壊滅するだけです。
最近国連が小規模な家族農業の重要性を次第に声高く強調するようになってきています。何を根拠にと調べようとしたのですが、いずれも字が薄く小さくて読み続けられません。読まなくても小規模家族農業は私自身もそうであるし、60年前の私の小学生の頃を思い浮かべてもピンとくるものがあります。多分国連は環境に優しい持続可能な農業を根拠としているのだと思います。
人口の増加に備えて現在でも南米をはじめ世界のあちこちで、農地を増やそうと森林は伐採され続けているし、既存の商品生産の大規模農業も土地が疲弊してきて悲鳴を上げ始めているとされています。日本人には分かりにくい問題ですが、水という資源の不足が既に世界的に深刻になってきているようです。世界の資源で真っ先に枯渇するのは何だろうと調べてみると「水」だと分かり、ブログにそれを記したのが2013年1月「グローバル考 2」だからもう8年も前のことで、世界の水資源枯渇状況は更に深刻になりつつあるようです。土地が疲弊して水資源が枯渇して世界の農産物食料生産の未来を更に暗くしていますが、南米などの焼き畑農業的な生産も取りつくしの一過性農業で、むしろ森林破壊、環境破壊で、更に温暖化気候変動を加速させるだけなのではと思えます。
私は経済至上主義と世界の人口の急激な増加が環境とか様々な問題の根本原因だと思っていますが、何故か人口については恐らく故意に、国連すらそのことに触れようとしません。世界が結束して温暖化対策に本気で取り組まないと気温上昇1度5分未満の実現は不可能だし、もう一方で人口抑制に取り組まないと、増え続ける人口の中では不可能に思えます。とりあえず世界の人口を50億まで戻すというような取り組みがないと、地球の回復再生は不可能に思えます。
posted by 明石 at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言

2021年01月24日

やっと新大統領

バイデン新大統領がホワイトハウスに入ってやっと米国の大統領も交代しましたが、新大統領就任式が出席者を制限して異例の物々しい警戒態勢の中で行われている映像は、それがどれほど不穏な空気の中で行われているのか、新政権下の米国の今後にも深い影を落として、果たして自由と民主主義の盟主の座に帰りつけるのか、そう簡単ではなさそうです。
トランプ氏は大統領選に登場した最初から、自分に不都合不利益なことは一切認めない全くの自分第一主義で、マスコミをことごとくフェイクと決めつけたりした挙句、今回の選挙戦では開票状況が思わしくなくなると不正が行われていると言い続け、米国の民主主義を根本からひっくり返してしまいました。厄介なのは開票結果から見てもトランプ氏支持者はほぼ半分近くと言えるほどで、その大部分が選挙に不正があって負けたのだと信じているとしたら、米国の分断分裂はこの先も深刻さを増してゆくのではと危惧します。
多少の不備とかはあるにせよ、選挙そのものを信じられなくなれば民主主義は崩壊して、野蛮族の時代に逆戻りするだけです。トランプ氏は今回の大統領選で世論調査などでの自分の劣勢から、自分が負ければ選挙に不正があったと主張するとか、法廷闘争にまで持ち込むとか、最初からシナリオを描いていたように見えましたが、自分第一主義の公人資質の乏しさは国の半分近くにも達するような支持者を巻き込んで、米国も支持者も深く傷つけてしまったようです。
トランプ氏には保守岩盤層的な支持者が40%ほどいると、世論調査でもそれはずっと変わらなかったようですが、人の本性を露にするかのような言動に支持者が共鳴していたとすると、今後ともトランプ後遺症は厄介です。世界のどこの国でも自分の国が一番大切なのは基本で、その意味では自国第一主義はわざわざ言うほどのことではありませんが、これが自国が良ければ全てそれで良しとなると、世界との建設的な関係を否定する一国主義になり孤立するばかりです。経済は既に一国主義が不可能なほどに世界が連動しているし、何より地球と言う一つの星に世界の各国は共存しているのだから、気候変動とか人類が死活を賭けて直ちに
結束して取り組まなければならない危機に直面しているだから、一国主義はあり得ないはずです。
米国は自由な民主主義陣営のリーダーとしての覚悟を改めて持たないと、世界は中国とかロシア或いは今後国力が増大して大国となる可能性を持つ国々の、野望や覇権主義の青田刈り的な狩場となる恐れもあります。中国は自国は世界のどこの国も頼ったり必要としないが、世界は中国がなければ成り立たない、そんな国づくりを目指すとしていますが、この発想は世界を中国に隷属させると言ってるようでなんとも不気味で怖いです。コロナ騒動の渦中世界が挙って中国にマスク頼みをする様を見ると、世界はとっくに中国の思惑の渦中に入っているのだと呆れるほどに実感します。
この先世界の国々は中国の軍門に下ると、香港の出来事が他国ごとではなくなるのではないかとも思いますが、共産党一党支配による国家主義と言うか、本当のことが何一つ分からないほどあらゆる情報が管理統制されていて、その意味では国民は盲目の暗黒世界に置かれているのと同じです。本当のことが知りたいという欲求は人の根源的な欲求の一つです。知識は事象の真相に辿り着いてその積み重ねで得られるものです。更に自由な発想がないと、得られた知識から次へと向かう対処法が見出せなくなります。ここに蓋をしておいて人類が成長したり進化したりするはずがないと思うと、中国が世界の覇者になったり、最悪世界を隷属させたりすることになると、それは暗黒世界の暗黒時代だと思うのです。
posted by 明石 at 12:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言

2020年12月24日

2年振り?

1年半か2年振りなのか記憶が定かでありませんが、久々に岡山からヒサヨちゃん親子がやって来ました。四国で1番大きいと言われる「四国水族館」がこの春、宇多津町にオープンして、オープンしたら行こうねとうちの奥さんが誘っていたのですが、コロナ騒動の渦中延び延びになっていたのをこのほどやや強行に実現の運びとなったようです。
アカリちゃんの「おじちゃ〜ん!」の大きな声は、今も私の記憶の中に元気の素とも思えるほどに深く刻み込まれたままですが、親子が岡山に帰って4年目に入ってまだ付き合いが続いているのは、ひとえにうちの奥さんの熱心さに拠るものだと思っています。私は流れ去って行く風景は流れのままになのですが、奥さんはことヒサヨちゃん親子のこととなると、繋ぎとめて置こうとやたら一生懸命で、何なんだこの人はと私も時々呆れるほどです。「小学校の高学年か中学生になる頃には、友達関係に没頭して、お前のことなど見向きもしなくなるよ」と一応釘は刺しておくのですが、今はまだこちらに居た頃と変わらず「おばちゃん」「おばちゃん」と言ってくれるのがことのほか嬉しいようです。私も3人に「おじちゃん」「おじちゃん」と言われると、やはり嬉しくなってしまい、仕様がないと自分でも笑ってしまいます。
水族館は、海底を散歩しながら海の生き物を見られるような感覚をどこかで期待していた所もあって、如何にも水槽と言う小さな空間では、魚たちが気の毒だったり可哀そうだったりで、正直期待外れです。自然は自然のままにという思いが、環境破壊やそれに伴う気候変動で増々強くなって来ていることもあって、私の動物園や水族館嫌いも更に強くなって来ているのかもと思ってしまいます。
夕方予定より少し早くレオマワールドのホテルに入って、カラオケルームで2時間ほど過ごしました。「鬼滅の刃」にすっかり嵌っているアカリちゃんに、「紅蓮華」「炎」歌ってあげると約束していたので、1曲目2曲目にいきなり続けて歌うと、「おじちゃん、凄い!」と少し尊敬されたようで、約束してから2週間ほどまともに歌えるように練習してきた甲斐がありました。ママのヒサヨちゃんは演歌歌手志望で10年程前までそう活動していたのですが、3年前に初めて一緒にカラオケボックスに行った時に比べて更に歌うことから遠ざかっているようで、声が出辛そうでした。それでも高い声がキーンと伸びていく凄さも時折垣間見せ、「大丈夫、ひと月も歌いこめば7〜8割がたは戻るよ。」と感想を伝えました。
ひさよちゃん親子とレオマワールドに来るのは一昨年以来二度目ですが、今回は開園から夕方まで何もせず待機しているのには時間が長すぎて、一緒に乗り物巡りをせざるを得ないのですが、遊園地に全く興味がない私には前代未聞のことです。ジエットコースターとか60歳未満の年齢制限に、誰に言ってるんだ、高速を走れば今でもその気になれば200キロは問題ないほどのスピード狂にと憮然として、知らぬ顔して4種類ほどのジエットコースターに乗ってみたのですが、左右に激しく振られるので持病の腰痛が出てしまいました。もう少し腰が動かないよう固定の仕方を考えるべきというのが感想です。
昼ご飯を食べ終わった頃から、アカリちゃんが飛び掛かって来そうな気配を見せ始めました。2年近く会ってないから少し時間が必要だったみたいで、夕方喫茶を出ると宣戦布告飛び掛かってきました。もみ合いながら「おじちゃん、だっこ!!」で、だっこするとびっくりするほど重くなっていました。こんなに重くなったらママも誰も抱っこしてくれないだろうなと思い、三度だっこするとすっかり満足したようでした。
私は愛想はあまり良くないし、機嫌を取ったりすることはありませんが、どういう訳か妙に幼い子供とか犬などの動物に好かれます。見ていると何となく笑ってしまうようなところが伝わるのかなと思ったりしますが、言葉にしなくても伝わるものがあるのなら、それ以上詮索する必要はありません。
縁があってヒサヨちゃん親子と付き合いももう6年目に入っています。岡山と高松というのは考えてみると絶妙な距離感です。私等夫婦はヒサヨちゃん親子の応援団として、お互いに無理のない所で、この縁を大切にしていたいとそう思っているだけです。


posted by 明石 at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言

2020年12月04日

園地より

ブドウが終わって10月半ばごろからは仕事はミカン住体となっていますが、今年はミカンの仕上がり具合が経験したことがない異次元レベルと思えるほど素晴らしく、観測史上最長最高と言う猛暑を潜りぬけて何故これ程品質の高い物ができるのか嘘みたいですが、年毎に、ミカンに取り組む本気度が増すほどに、品質が目を見張る程向上してくると、ミカン園地での作業もどこかルンルン気分です。
驚きの最初は極早生ミカンです。標高250m前後のところに園地があって早生系は向いていないため、極早生は自家用で1本しか残していないのですが、今年は11月に入る頃にはその極早生が糖度14度となりました。9月下旬ごろからの早出しの極早生は糖度10度未満が普通で、14度の極早生は市場関係者からも聞いたことがありません。11月出荷の早生系でも糖度14度に達することがあるのは、多分長崎の「出島の花」だけだろうと東京市場の関係者に聞いたことがあります。実はこの1本の極早生、5年ほど前から年毎に糖度が上がってきていて、今年まさかの14度を計測をして、来春植え付け予定の80本の半分40本は極早生にしようと考えが変わりました。可能性があるなら駄目元で挑戦する値打ちはあります。
極早生で糖度14度を計測した11月初旬、イノシシが晩生の「金峰」を食べているのに気付いて、何でこんな早くからと腑に落ちず糖度を測ってみると13度、11月頭にそんな糖度になったことはないのでびっくり、これならイノシシでもカラスでも食べるはずだと合点はしたけれど、収穫は12月中旬頃なのでその頃どこまで糖度が上がるのか異次元の世界へ入っていきそうです。事実11月末ごろ計測してみると殆ど14〜15度というところまで来ていそうで、12月中旬ごろからの収穫、貯蔵して2月中旬頃からの出荷となれば、水分が抜けて1度糖度が上がっても15〜16度となり、国内ダントツというより記録的な高糖度の温州ミカンとなりそうです。
15aのブドウのハウス跡に計90本植え付けた小原紅早生は、その6割程度は出荷できる樹齢に達してきましたが、収穫時期とか貯蔵の仕方にまだ手探りなところがあって、まだ一度も出荷したことがありません。現在糖度は12度くらいで小原紅としては上のレベルなのですが、他のミカンが凄すぎてどうにも出荷に気が乗りません。
小原紅早生とは別に、今年の春までの3年間で青島系の普通温州を200本植え付け、来春極早生を40本、普通温州を40本を植え付け予定です。成木になっても間伐しなくていい植え付け本数は、私の計算では1反、10a、1000uあたり60本ですが、来春80本植え付けると小原紅を加えて総計370本となり、植え付け面積は6反を越えることになり、1人で作るには十分すぎる規模です。ただミカンは売り物になるレベルのものができるようになるまで、苗木を植え付けてからだと7〜8年という時間を要し、更にある程度採算性をとなると最短でも10年ということになります。
自分の命がどこまであるのか、生産者としてどこまで行けるのか、それは分かりませんが、85歳で死んだ父が死の2月前まで現役の生産者であったということが、一つの目安となっています。私はこれから先1年1年老いてゆきますが、植え付けた苗木は1年1年成長してゆきます。精魂傾けて育てると、その成長は私の楽しみとも活力の源ともなるはずで、この生き方は楽しいです。
ブドウでは最初に手掛けたピオーネで、東京のトップ市場でトップ生産者と言う位置に登り詰め、業界だと日本の頂点ということになります。温州ミカンでも今年の出来具合からするとどこにもないレベルのものに到達しそうで、2つ目の頂点は80代半ばまで現役の生産者を続けられたなら可能だと思えます。日本は今後とも貧しくなる一方で、どんなレベルのものを作ろうと私がそれで大儲けをすることはなさそうですが、全国のどこにもないような異次元レベルのものを作りたいという職人気質は、損得勘定とは無関係で、本気になるほどに私のもの作りの動機として在り続けるようです。
どこまで行けるか、生きられるかは分かりませんが、植え付けたミカンの苗木が成木になって全盛期に入る15年後とか、そこまで行けたら嬉しいなと思うし、途中で倒れることになっても行きたいところがあってそこへ行こうと歩み続けられるということに、楽しい生き方だなと気持ちが満たされてきます。
posted by 明石 at 20:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 園主の独り言